上がり3ハロンのバックテスト結果を徹底解析~MT4 EAレビュー

ここ最近のゴゴジャンのEAはパフォーマンスが高いものが多くなってきているような気がします。システムトレードの上位にきているものの中から選んでおけばとりあえずは安心だと思いがちなのですが、人気があるからいいEAとは限らないのがEA選びの難しい所でもあります。

現在のゴゴジャンの売れ筋ランキングを見ると「上がり3ハロン」、「ココペリUSDJPY」、「White Bear Z USDJPY」となっておりドル円をトレード対象としたEAが並んでいます。

どのEAもドローダウンが少なくマーチンゲールを採用していないという点で初心者にも使いやすいということが選ばれている理由の一つかもしれません。

今回は現在ランキングトップの上がり3ハロンのバックテスト結果を解析していきたいと思います。

上がり3ハロンはドル円用のスキャルピングEAです。ドル円はスキャルピング手法と相性が良いようで過去にもドル円スキャルピングの名作がいくつも公開されています。先ほど名前の出たWhite Bear Z USDJPYもドル円スキャルピングEAの名作の一つですね。

このEAはドル円の5分足で動き、ストップロスは最大90pips、テイクプロフィットは10pipsとなっています。最大ポジション数が1なので両建てやナンピン・マーチンゲールに頼らずに、シングルポジションで勝負できるだけの優れたロジックを搭載しているEAであることがわかります。

ゴゴジャンで公開されている上がり3ハロンのバックテストは2005.01.01 – 2017.12.31となっています。12年間もの長期にわたって検証したロジックなので期待が持てそうです。

収益曲線を見ると非常に調子のよい時とそれほどでもない時がはっきりとわかりますが、致命的に大きなドローダウンはなさそうに見えます。

MT4のストラテジーテスターの収益曲線は横軸がトレード回数なので、いつ調子が良くて、いつ悪かったのかというのがわかりにくいという欠点があります。

横軸を時間にした収益曲線のグラフを見るとこのEAが非常に調子のよかった時期がはっきりしますね。

このグラフから上がり3ハロンに向いているのは2008年の後半のような相場だということがわかると思います。2008年の後半と言えばまさにリーマン・ショックの真っただ中だったわけで、マーケットのボラテリティは非常に高く非常に荒れていた相場だったわけです。

そんな荒れ相場でも損失を出すどころか1396pipsもの利益を稼ぎ出してしまうというところが上がり3ハロンの強みなのかもしれませんね。

一方、苦手な相場はどんな相場でしょうか?

上がり3ハロンの年毎の成績を見るとマイナスになっているのは2005年と2012年の2回だけです。そのうち2012年に関してはマイナス2.9pipsとわずかに負けているだけです。2005年はそれよりも負け幅は大きいのですがそれでもマイナス149pipsにとどまっています。

というわけで年ベースでは大きな損失になっている年は少なく、損失自体も小さいといってもいいでしょう。

ドローダウンを細かく見ると苦手な相場をありそうですが、小さな損失で耐えながら得意な相場が来たら回復していくという戦略に見えますね。

そんな上がり3ハロンですが、フォワードテストの状況はどうでしょうか。

上がり3ハロン

今年の1月から稼働を開始しているようですが、現在までの運用成績は非常に優秀ですね。

上がり3ハロンの強みはドローダウンが少ないことですが、フォワードテストでもその傾向はしっかりと表れているように見えます。

これだけドローダウンが少なく安定した成績を残しているとついついロットを上げたくなってしまいます。しかしやはり負ける時はそこそこあるので、リスク管理をしっかりとして闇雲に大きなポジションは持たない方が無難です。

ベテランのEA使いなら心配はいりませんが、初心者の方はマネーマネージメント機能の付いているプレミアム版をお勧めします。

上がり3ハロンのプレミアム版(複利機能付き)

このように上がり3ハロンは素晴らしいEAなのですが、ゴゴジャンでお勧めできるEAはなぜかドル円用ばかりというのがネックです。

はじめてEAを使う人にはいいかもしれませんが、すでにドル円用のEAで運用している人は出来れば違う通貨ペアを使いたいですもんね。ドル円用以外のEAで埋もれているEAを見つけたらまた紹介します!