フルタイム型のユーロドルスキャルピングEA MT5バージョン

MT5
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タイムフィルターのないスキャルピングEA

ゴゴジャンにはスキャルピングEAが数多くありますが、ほとんどのEAにはタイムフィルターがついており時間帯がエントリーの条件に含まれているようです。小さな利益をかすめ取っていくスキャルピング戦略においてこの考え方は非常に理にかなっているようです。やはりアジア時間で有効なロジックと欧州時間で有効なロジックは同じではないので、精度の高いEAを作ろうと思ったらタイムフィルターを付けるのが一番手っ取り早くなります。

アジア時間の穏やかな時間にスキャルピングトレードをしたい場合には逆張り系、欧州からニューヨークにかけての動きの大きな時間帯には順張り系を使うのが効果的でしょう。

今回はタイムフィルターに頼らずに全時間帯に対応したスキャルピングEAを作成してみたいと思います。

フルタイム型のスキャルピングEAに向いているのは最も流通量が多く流動性の高いユーロドルしか思い当たりません。スプレッドの狭さという点ではドル円も捨てがたいのですが、ドル円は日本時間に癖があるのでタイムフィルターを使った方がいいものが作れるような気がします。

そこで今回は外国為替界の王様、キングオブ外国為替であるユーロドル一本に絞ってEAを作っていきたいと思います。

心のよりどころはやはりトレンド

タイムフィルターに頼らないとなると単なる逆張りオンリーのEAだとトレンドが発生したときに悲惨な状況になることは容易に想像できます。やはりこのフルタイム型の場合はトレンドの時にかすめ取っていくというヒットアンドアウェイ的な戦法が向いているのではないかと思います。

トレンドの発生を判断するので必然的にレンジ相場ではエントリーすることは少ないはずです。しかしトレンドがどうかを判断しているのはインジケーターなので、トレンドを正確に判断出来ていない場合もあります。不幸にもレンジ相場でエントリーしてしまった場合は運任せになってしまうわけですが、120pipsのストップロスと12pipsのテイクプロフィットのおかげで賭けに勝つ確率は高くなっています。言ってしまえば典型的なコツコツドカーン型のスキャルピングEAなのですが高い勝率のおかげでなんとか右肩上がりの収益曲線を描くことが出来ているわけです。

使用しているインジケーターはMACD、RSI、ストキャスティクスとオシレーターを3個揃えています。もっともMACDに関しては自分の中ではトレンド系のテクニカル指標という認識しかないのですが(笑)

内部でインジケーターを3個も使ってしまったのでマルチコア対応で最適化のスピードが速いMT5でEAを作成しました。

バックテスト結果を分析してみるとフルタイム型のスキャルピングEAとはいいつつも、時間帯によってトレード数には偏りがあるようです。激しく動いて戻ったところでエントリーするロジックなのですが、そういう状況が発生しやすい時間帯というものがあるのかもしれませんね。チャートとにらめっこして癖をさらに把握できればもっとパフォーマンスがアップする可能性がありそうです。

こうなるとタイムフィルターを使って得意な時間帯のエントリー条件を緩くしてトレード回数を増やしたり、苦手な時間帯のロジックを変更するなどの改造をしてみたくなります。←結局タイムフィルター使うんかいw

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