FX取引で扱う通貨ペアは無数にありますが、その中でも特に取引量が多く、流動性が高い通貨ペアを「主要通貨ペア」と呼びます。主要通貨ペアは、世界経済や政治情勢の影響を受けやすく、常に活発に取引が行われています。ここでは、代表的な主要通貨ペアの特徴を解説します。
- USD/JPY (米ドル/円)
- 世界で最も取引量の多い通貨ペア。
- 日本の経済状況や日米の金利差、政治情勢などに影響を受けやすい。
- 比較的値動きが安定しており、初心者にも扱いやすい。
- EUR/USD (ユーロ/米ドル)
- 取引量でUSD/JPYに次ぐ、世界第2位の通貨ペア
- ユーロ圏と米国の経済状況や金利差、政治情勢などに影響を受けやすい。
- トレンドが出やすく、一度トレンドが発生すると持続しやすい傾向がある。
- GBP/USD (英ポンド/米ドル)
- 主要通貨ペアの中では値動きが激しい傾向がある
- 英国と米国の経済状況や金利差、政治情勢などに影響を受けやすい。
- 短期的な取引で大きな利益を狙いたいトレーダーに人気
- AUD/USD (豪ドル/米ドル)
- オーストラリアの資源輸出や中国経済の影響を受けやすい
- 比較的値動きが安定しており、初心者にも扱いやすい。
- スワップポイントが高い傾向があり、長期保有でスワップ益を狙うトレーダーにも人気
- USD/CHF (米ドル/スイスフラン)
- スイスの政治的な安定性や、リスク回避の際に買われやすい傾向がある
- 比較的値動きが安定しており、初心者にも扱いやすい
- スワップポイントが高い傾向があり、長期保有でスワップ益を狙うトレーダーにも人気
これらの主要通貨ペア以外にも、様々な通貨ペアが存在します。それぞれの通貨ペアは、異なる特徴や値動きの傾向を持っているため、取引を行う際には、その特性を理解しておくことが重要です。
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