プログラムが出来なくてもEAが作れちゃうのがEAつくーる
プログラムなしでMT4のEAを作成できるEAつくーるの1年版を購入したので久しぶりに簡単なEAを作成してみました。
EAつくーるは2014年7月4日登場したので既に4年近く経っているのですが、基本的な仕様に変更はなく久しぶりに使っても違和感を感じさせないツールです。
一見褒めているようですが、4年近く経つのにあまり進歩していないUIにはガッカリですし、機能面でも新たに加わった革新的なものもありませんしこれからEAを作ろうかなと考えている人は自分でプログラムを覚えて作成した方が絶対にいいと思います。
なにしろ「戻る」ボタンがないのは個人的に一番ダメダメな部分です。入力を間違えたらいちいち編集しなおさなくてはいけないなんて今どきあり得ないでしょう。
この部分に関しては販売開始してしばらくたった時期に要望はしたのですが、いまだに改善されていないので今後も期待できないと諦めています(^^;)
1年ライセンスが14,800円とけして安くはない価格なので頻繁な機能アップデートを期待している人は購入しない方がいいでしょう。
とは言うもののプログラムが出来ない人にとっては、一からプログラムを学ぶよりははるかに簡単にEAを作成できるのでこの製品を頭ごなしに否定するものではありませんが…
簡単なテクニカル分析を組み合わせたEAを思いついてちょっとテストしてみたいなと思ったときには数十分もあればバックテストまで漕ぎつけてしまうので、UIに不満を感じない人にとっては買いかもしれませんね。
さてひとしきりEAつくーるに日頃感じている不満を吐き出してスッキリしたので、さっそくEAを作ってみることにしましょう。
トレンド系のテクニカル分析の定番であるADXでEAを作成
EAつくーるで作成できるEAは基本的にテクニカル分析を組み合わせたものになるので、最初にどのようなロジックで売買するか検討しなくてはなりません。
順張りのEAを作成するなら移動平均線やADXなどが使いやすいですし、逆張りEAにはRSIやストキャスティクスが定番でしょう。またCCIを使えば順張りにも逆張りにも対応できるので、迷ったらCCIを使ってみるのも悪くないかもしれません。
今回は順張りの両建てEAを作ろうかと思っているので、トレンド系のテクニカル分析を使ったロジックを考えてみました。
トレンド系のテクニカル指標では最近はADXが気に入っているので今回もADXをチョイス!ADXのメインのラインはトレンドの強さを表しているので、メインのラインが上昇している時にエントリーすることにします。
エントリーの方向を決めるのは+DIと-DIの上下関係です。+DIが上の時は上昇トレンド、-DIが上の時は下降トレンドと判断できます。
この二つでエントリーしてもいいのですが、今回はさらに上の条件を満たしている状況でロウソク足が陰線か陽線かを判断材料に追加しました。
ロングエントリー
- ADXが上昇
- +DIが-DIより上
- 陰線
ショートエントリー
- ADXが上昇
- -DIが+DIより上
- 陽線
この売買条件をロングポジションとショートポジションで独立させて動かすことで両建てを可能にしています。EAつくーるではポジションごとにエントリー条件を入力できるので両建てEAも簡単に作ることが出来ます。
ドル円1時間足でのバックテスト結果は以下のとおり。
なんだかおもしろいカーブを描いていますね。これが両建て特有のカーブなのかもしれません。
今回作成したEAは以下のリンクからダウンロードできます↓
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