ブレイクアウトシステムでは高値安値ラインが使われることが多い
FXで裁量トレードする際には様々な指標を参考にすることが多いのですが、高値安値ラインは有名な割にあまり使われない指標の一つかもしれません。EAを使ってブレイクアウト戦略を構築する場合には、EA内部にこの高値安値ラインを組み込んでいるわけですが、チャート上にインジケーターを表示して裁量トレードしている人はあまりいないのではないでしょうか。
もちろん統計を取っているわけではないので実際は結構いるかもしれませんが(笑)
高値安値ラインを使ったEAを作ってみるとわかると思いますが、このブレイクアウト戦略というのは想像しているよりも機能してくれます。特に凝ったフィルターを使わなくても右肩上がりのEAが簡単に作れてしまうので、トレード戦略としては基本的に優れているのでしょう。株や為替の世界で昔から使われている手法がいまだに残っているというのは、つまりそういうことなのでしょう(笑)
勝率の低いブレイクアウトシステムを裁量トレードで使用するのはかなり厳しい
ブレイクアウト戦略の特性上動きの小さい相場では儲けることができないので、トレードする時期によっては長期でドローダウンを喫してしまうという可能性が高いです。EAを使った自動売買でも長期のドローダウンはきついのですが、裁量トレードの場合はよほど精神的タフでないとこのドローダウンに耐えることはできないのではないかと思います。
そんなわけで裁量トレードで高値安値ラインを使ったブレイクアウト戦略は個人的にはお勧めしません(^_^;)
しかし高値安値ライン自体に罪はありません。ブレイクアウト戦略以外にもストップロスの設定や利益確定の目安に便利なので簡単なインジケーターを作成してみました。
高値安値ラインをMT4のチャートに表示するインジケーター
基本的には一定期間における高値と安値を表示するインジケーターなのですが、それだけでは面白くないので、一定時間における高値・安値ラインの表示も出来るようにしてみました。
マイナーなインジケータであるAcceleratorを使用した売買シグナル表示機能もあるので、高値安値ラインの動きと併用しながら自分なりの戦略を見つけることが出来るかもしれません。さらににトレンド系のインジケーターを一つ表示して大きなトレンドを把握してお行けば騙しを避けるのに役立つかもしれません。
HighLowBands
一定期間における高値・安値ラインを表示することのできるインジケーターです。プロパティを変更することでAcceleratorを利用したシグナルサインを表示することが出来ます。
インジケーターのプロパティは以下のとおりとなっています。
HL_Period:高値・安値の期間を設定(デフォルト値=12)
HL_Hour:Time_Modeがtrueの時の高値・安値の時間を設定(デフォルト値=24)
Time_Mode:一定時間内での高値・安値を表示する場合はtrue(デフォルト値=false)
Show_Signal:Acceleratorを利用したシグナルを表示(デフォルト値=false)
Signal_Level:シグナルのレベルを設定(デフォルト値=0.01)
下のリンクからダウンロード出来ます。
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