MT4のEAをプログラムなしで作成できる「EAつくーる」は使ったことがあるのですが、EAつくーるの姉妹ツールである「インジケーターつくーる」はまだ試してみたことがありませんでした。
なにしろあまりにも情報が少な過ぎてどんな機能があるのかということが今一つピンとこなかったのです。
公式サイトを見るとだいたいのことはわかりますが、どこまで細かいことが出来るのかは実際に使ってみないことにはわかりませんよね。
公式サイトには次のように書かれています。
最短わずか3ステップで完成。
インジケーターつくーるの製作工程は、最長でも7つのステップで完了します。
これらはインジケーター作成に必要な要素を細分化したもので、それぞれの工程が何を目的としているのかが明確になっています。
どの工程も項目の選択を主軸としており、手入力の項目も期間指定の数値や名称程度にまで抑えられています。
また、インジケーターの肝となる計算も一部を除いて単純な四則演算で事足りる設計となっています。
こうした徹底的な簡略化によって、インジケーターを作成するために要する時間を大幅に削減しています。
これを読むと本格的なインジケーターを作成するよりも、いかに手軽にインジケーターを作成するかということに絞って開発したことがうかがえます。EAつくーるは簡単に使えるツールでしたが、このインジケーターつくーるも同様な使い勝手でインジケーターを作成することが出来そうです。
公式動画を見ると簡単なインジケーターではありますが、わずか3分で完成させています。最初のうちはこの何倍も時間がかかるでしょうが、簡単なインジケーターなら慣れてくれば数分程度で作成することが出来そうです。
ではさっそくインジケーターつくーるを使って簡単なインジケーターを作成してみましょう。
MT4に標準で用意されているボリンジャーバンドは3本のラインなのですが、他のチャートソフトで5本ラインのボリンジャーバンドを使用していた人にとっては少し使いづらいのではないかと思います。
そこでインジケーターつくーるを使って5本ラインのボリンジャーバンドを作成してみたいと思います。
もちろん偏差を1σに設定したボリバンと2σに設定したボリバンを同時に表示すれば5本ラインのボリンジャーバンドになるわけなので需要はあまりなさそうですが、このインジケーターが一番簡単に出来そうだったので(笑)
まずはインジケーターつくーるを起動します。
ゴゴジャンのサイトにログインする時のメールドレスとパスワードを入力し、サインインしましょう。
「描画するインジケーターの選択」が最初に表示される画面です。今回は5本のラインを表示するので、「表示するインジケーター数」を5に設定します。
種別、色、太さ、線種を以下のように変更しましょう。「インジケーター3」はボリンジャーバンドのセンターラインにする予定なので線種を「点線」にしてあります。
入力が完了したら「次へ」をクリックしましょう!
「インジケーターの設定」が開くので「インジケーター1」に以下のように入力しましょう。
「インジケーター2」から「インジケーター5」までも同様に入力していきます。
インジケーター2
インジケーター3
インジケーター4
インジケーター5
入力が完了したら「次へ」をクリックしましょう。
「インジケータ描画条件設定」が開きますが、今回はこの設定は使用しません。「次へ」をクリックしましょう。
この画面で「追加機能」の設定が出来ます。マルチタイムフレーム化をするときはここで設定できるようですね。
今回は追加機能を使わないので「ファイル作成」をクリックしてインジケーターファイルを保存しましょう。
さっそく作成したインジケーターをMT4にインストールしてチャート上に表示してみます。
こんな感じで簡単なインジケーターなら5分もあれば出来てしまいます(@_@)
まだ試していない機能があるのでアイデア次第でもっと高機能なインジケーターも作れてしまいそうな予感がします。
EAつくーるを使ったことがある人ならすぐにインジケーターつくーるを使いこなせてしまいそうです。使ったことがない人でも弄りながら使っていくうちに使いこなせることが出来るのではないかと思います。
インジケータのアイデアと作成する時間のある人にとってはかなりコストパフォーマンスの高いツールなのではないでしょうか。
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