MT4/MT5のインストールと初期設定ガイド

取引プラットフォームをセットアップして、トレードを始めましょう。

MetaTrader 4 (MT4) または MetaTrader 5 (MT5) を利用して取引を始めるには、まずお使いのPCやデバイスにプラットフォームをインストールし、基本的な設定を行う必要があります。 ここでは、一般的なインストール手順と、快適に取引を始めるための初期設定のポイントを解説します。

MT4/MT5のインストール画面イメージ
簡単なステップでインストールは完了します。

1. MT4/MT5 のダウンロード

MT4/MT5プラットフォームは、通常、利用するFXブローカーのウェブサイトからダウンロードします。ブローカーによっては、自社用にカスタマイズされたバージョンを提供している場合があります。 ブローカーの選び方についてはこちらも参考にしてください。

  • ブローカーの選択: まず、口座を開設するFXブローカーを決定します。ブローカーのウェブサイトには、通常「取引プラットフォーム」や「ダウンロード」といったセクションがあります。
  • 対応OSの確認: ダウンロードする前に、お使いのPCのOS(Windows, macOSなど)に対応しているか確認しましょう。macOS版は提供していないブローカーも一部あります。
  • MetaQuotes公式サイト: ブローカー経由ではなく、開発元であるMetaQuotes社の公式サイトから汎用版をダウンロードすることも可能ですが、ブローカー提供版の方がサーバー接続情報などが事前に設定されている場合があり便利です。

モバイル版について:

スマートフォンやタブレットで取引したい場合は、App Store (iOS) または Google Play Store (Android) から「MetaTrader 4」または「MetaTrader 5」で検索し、公式アプリをダウンロードしてください。

2. インストール手順 (Windows PCの場合)

ここでは、Windows PCへの一般的なインストール手順を説明します。macOSの場合は手順が若干異なることがあります。

  1. インストーラーの実行: ダウンロードしたインストーラーファイル(通常は .exe 形式)をダブルクリックして実行します。
  2. 使用許諾契約の確認: 使用許諾契約が表示されるので、内容を確認し、同意する場合はチェックを入れ、「次へ」または「Next」をクリックします。
  3. インストール先の指定 (任意): 通常はデフォルトのインストール先で問題ありませんが、変更したい場合は指定できます。「設定」や「Settings」から変更可能な場合があります。
  4. インストールの開始: 「次へ」または「Install」をクリックすると、インストールが開始されます。完了するまで数分かかることがあります。
  5. インストールの完了: インストールが完了すると、「完了」または「Finish」ボタンが表示されます。クリックすると、MT4/MT5が自動的に起動することがあります。デスクトップにショートカットアイコンが作成されているはずです。

3. 初回起動と口座へのログイン

MT4/MT5を初めて起動すると、デモ口座の申請画面や取引サーバーの選択画面が表示されることがあります。

  • デモ口座の利用: 実際の資金を使わずに取引の練習をしたい場合は、デモ口座を開設しましょう。多くのブローカーが簡単にデモ口座を提供しています。
  • リアル口座へのログイン: すでにリアル口座(本番口座)をお持ちの場合は、ブローカーから提供されたログインID、パスワード、サーバー名を入力してログインします。
    • MT4/MT5のメニューから「ファイル」→「取引口座にログイン」を選択します。
    • ログイン情報を正確に入力し、「ログイン」をクリックします。
    • ログインに成功すると、右下の接続状況表示が緑色になり、通信速度が表示されます。
MT4/MT5 ログイン画面のイメージ
正確なログイン情報を入力しましょう。

4. 基本的な初期設定のポイント

ログイン後、より快適に取引を行うために、いくつかの初期設定を行っておくと良いでしょう。

  • 気配値表示のカスタマイズ: 「表示」メニュー → 「気配値表示」でウィンドウを開き、取引したい通貨ペアを追加したり、不要なものを非表示にしたりします。右クリックメニューから「すべて表示」や「通貨ペアリスト」を選択して編集できます。
  • チャート設定のカスタマイズ: チャート上で右クリック → 「プロパティ」から、ローソク足の色、背景色、グリッドの表示/非表示などを自分好みに変更できます。変更した設定は「テンプレート」として保存しておくと、他のチャートにも簡単に適用できます。
  • 時間足の変更: チャート上部のツールバーから、1分足 (M1)、5分足 (M5)、1時間足 (H1)、日足 (D1)など、分析したい時間足を簡単に切り替えられます。
  • インジケーターの追加: 「挿入」メニュー → 「インディケータ」から、移動平均線やMACDなど、様々なテクニカルインジケーターをチャートに追加できます。パラメータ設定も可能です。インジケーターの詳細はこちら。
  • ワンクリック取引の設定 (注意して使用): 「ツール」メニュー → 「オプション」 → 「取引」タブで「ワンクリック取引」を有効にすると、チャート上から1クリックで注文が出せるようになります。便利ですが、誤操作のリスクもあるため、利用は慎重に。
  • 音声設定: 「ツール」メニュー → 「オプション」 → 「音声設定」タブで、約定音などのサウンドを有効/無効にしたり、変更したりできます。
  • プロファイル保存: 表示しているチャートの組み合わせやウィンドウ配置などを「プロファイル」として保存しておくと、後で簡単に呼び出せます。「ファイル」メニュー → 「プロファイル」。

デモ口座で色々試してみよう!

初期設定や操作方法は、実際にデモ口座で色々と触ってみるのが一番の近道です。間違えても実際の資金に影響はないので、積極的に試して慣れていきましょう。


MT4/MT5のセットアップはできましたか?

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