トレンドが判れば相場での勝利は8割がた手に出来たようなものです。トレンドに乗っていけば一気に大きな利益を手にすることが出来ます。
しかし、このトレンドを掴むということが難しいから、なかなかそうで勝つことが出来ないわけですね( ノД`)シクシク…
非常にセンスのある人はロウソク足のチャートを見ただけで発生やトレンドの方向、強さなどを図れるかもしれませんが多くのトレーダーにとってそれは非常に困難な作業になります。
そこでテクニカル分析の登場となるわけですね。
MT4を使っていると様々な種類のインディケーターがあることがわかると思いますが、トレンド系のインディケーターとして最もポピュラーなものは移動平均線でしょう。
MT4の自動売買用のソフト(EA)の中にも移動平均線をメインのテクニカル指標にしたものが数多く作成されています。
私も移動平均線が大好きで、クロス、傾き、価格との位置関係などを考慮したEAを作ったりもしていますが、やはりこのテクニカル指標はいいです。MT4の中でインディケーターを一つだけ選べと言われたら迷わず移動平均線を選ぶことでしょう。
このままだと、移動平均線べた褒めのまま終わってしまそうなのですが、実はMT4には他にも様々な種類のインディケーターがあります。
今回はその中でも比較的マイナーなものを紹介してみたいと思います。
その名も「Bulls Power」と「Bears Power」です。いかにも上昇トレンドや下降トレンドのエネルギーを計測してくれそうな名前ですね(^^)
この2つのインディケーターの説明は以下を参考にしてみてください。
Bulls Power
取引は、日々、価格を押し上げる買い手(「ブル派」)と価格を押し下げる売り手(「ベア派」)との攻防です。どちらのサイドが相手を負かすかによって、その日の終値が前日終値を上回ったり下回ったりします。日中の結果、とりわけ高値と安値を見ると、一日の間にどのような攻防戦が繰り広げられたかが判断できます。
Bulls Powerのバランスを予測することは非常に重要です。なぜなら、このバランスの変化がトレンドの反転の可能性を最初に示唆するシグナルとなるからです。この予測というタスクは、アレキサンダーエルダーが考案し、彼の著書「Trading for a Living(邦題:投資苑)」で解説しているBulls Powerを使って解決できます。エルダーは以下の前提に基づいてこのBulls Powerを導き出しました。
移動平均はある一定の期間における売り手と買い手の価格合意である
高値はその日の買い手の最大のパワーを示している
これらの前提に基づき、エルダーは高値と13期間の指数移動平均との差異(HIGH-EMA)としてBulls Powerを考案しました。
応用
このBulls Powerは、以下のように、何らかのトレンド分析(移動平均が最も一般的)と組み合わせて使うと、より効果的です。トレンド分析が下向きでBulls Powerがゼロを超えているが下降している場合は、売りシグナルである
この場合、テクニカル分析チャート上に山の乖離が形成されていることが望ましい
計算
このテクニカル分析の計算ではまず、指数移動平均を計算します(原則として、13日EMAを用いることを推奨します)。BULLS = HIGH – EMA
ここで :
BULLS : Bulls Power
HIGH : 現在のバーの高値
EMA : 指数移動平均.
上昇トレンドのときは、HIGHはEMAを上回るので、Bulls Powerはゼロ以上になり、ヒストグラムはゼロラインより上に位置しています。価格が下落してHIGHがEMAを下回ると、Bulls Powerはゼロを下回り、ヒストグラムもゼロラインより下になります。
Bears Power
取引は、日々、価格を押し上げる買い手(「ブル派」)と価格を押し下げる売り手(「ベア派」)との攻防です。どちらのサイドが相手を負かすかによって、その日の終値が前日終値を上回ったり下回ったりします。日中の結果、とりわけ高値と安値を見ると、日中にどのような攻防戦が繰り広げられたかが判断できます。
Bears Powerのバランスを予測することは非常に重要です。なぜなら、このバランスの変化がトレンドの反転の可能性を最初に示唆するシグナルとなるからです。この予測というタスクは、アレキサンダーエルダーが考案し、彼の著書「Trading for a Living(邦題:投資苑)」で解説しているBears Power Oscillatorを使って解決できます。エルダーは以下の前提に基づいてこのBears Powerを導き出しました。
移動平均はある一定の期間における売り手と買い手の価格合意である
安値はその日の売り手の最大のパワーを示している
これらの前提に基づき、エルダーは安値と13期間の指数移動平均との差異(LOW-EMA)としてBears Powerを考案しました。
応用
このOscillatorは、以下のように、何らかのトレンド分析(移動平均が最も一般的)と組み合わせて使うと、より効果的です。トレンド分析が上向きでBears Powerインデックスがゼロ以下だが上昇している場合は、買いシグナルである
この場合、テクニカル分析チャート上に谷の乖離が形成されていることが望ましい
計算
このテクニカル分析の計算ではまず、指数移動平均を計算します(原則として、13日EMAを用いることを推奨します)。BEARS = LOW-EMA
ここで :
BEARS : Bears Power
LOW : 現在のバーの安値
EMA : 指数移動平均
下降トレンドのときは、LOWはEMAを下回るので、Bears Powerはゼロ以下になり、ヒストグラムはゼロラインより下に位置しています。価格が上昇してLOWがEMAを上回ると、Bears Powerはゼロを上回り、ヒストグラムもゼロラインを超えます。
なんと「Bulls Pwer」、「Bears Power」の計算にも移動平均線(EMA)が出てきてしまいました(^-^;
どこにでも顔を出しやがるぜ・・
要は高値と指数移動平均線の差が「Bulls Power」、安値と指数平均線の差が「Bears Power」になるわけですね。
この2つのインディケーターを利用して簡単なインディケーターを作成してみました。
以下のリンク先からダウンロード出来ます。
サブウィンドウに表示したヒストグラムが「Bulls Pwer」と「Bears Power」の力関係を表しています。Bulls Pwerの方が強い時は緑色、Bears Powerの方が強い時は赤色のヒストグラムで表示されます。
なんとなくトレンド判定には使えそうな感じはします。異なる期間で2個表示させてみるとよりわかりやすいと思います。
こちらは期間を13と50にして表示させています。期間50にすると長期のトレンドを捉えることが出来るのがわかります。
やはり、移動平均線をベースにしたインディケーターということで、トレンド判定のタイミングは移動平均線にかなり使い物があるようですね。
このインディケーターをフィルターとして利用し、押しと戻りを捉えられればかなりいいタイミングでエントリーできると思うのですが、肝心のエグジットルールがさっぱり思いつきません(-_-;)
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