BOAnalyzerのポートフォリオ分析を使ってバイナリーオプション用インジケーターをバックテストしてみよう

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geralt / Pixabay

BOAnalyzerは公開中止となりました

この記事で紹介しているBOAnalyzerは公開中止となりました。

ハイロータイプのバイナリーオプションって結構難しい

ハイロータイプのバイナリーオプションって価格が上に行くか下に行くかを当てるだけだから簡単でしょ?

そう思っていた時期が私にもありました(笑)

ハイローオーストラリアなどのデモ口座でトレードしてみるとわかると思うのですが、利益を残すのって意外と難しいんです(^^;)

難しくしている要因の一つがペイアウト率の存在です。いわゆる業者の取り分というやつですね。

例えばハイローオーストラリアの場合は判定時間5分のTurboの場合でペイアウト率は1.85倍となっています。これは見事に当てた場合でも1.85倍しか返ってこないということを意味しています。

10ドルの掛け金で勝った場合は18.5ドルを手にすることが出来ますが、負けた場合(引き分けも含む)は掛け金10ドルは胴元に持っていかれてしまいます。

1勝1敗の場合に手元に残るのは9.25ドル!

つまり勝率50%では損をしてしまうということですね。

ペイアウト率1.85の場合は最低でも損益分岐点である54.05%以上の勝率をキープしないと口座残高が減ってしまうというわけなのです。

バイナリーオプションの難しくしているのはペイアウト率だけではありません。

バイナリーオプションでは判定時間でのレートが上か下かを予測するわけなのですが、FXではきっちり数分後にクローズするというロジックを使ったことがないので微妙にタイミングが合いません。FXではクローズロジックが非常に重要なのですが、バイナリーオプションではエントリーのタイミングが鍵となるのです。

 

バイナリーオプション用のインジケーターを検証するならBOAnalyzer

バイナリーオプションの難しさを並べてみましたが最近ではBOAnalyzerなどのインジケーターをバックテストするツールが公開されているので、矢印インジケーターの有効性を簡単に検証することが出来ます。

例えばここにBO_Gyakubary_UJ5_TypeAというインジケーターがあるのでこのインジケーターをBOAnalyzer専用のEAでバックテストしてみましょう。バックテスト後に生成されるcsvファイルをBOAnalyzerにインポートして解析すると総損益のグラフをすぐに見ることが出来るのです。

以前はMT4のチャートにインジケーターを表示させて手動でバックテストをしていたので気が遠くなるほど時間がかかりましたが、BOAnalyzerを入手してからは一瞬でバックテスト結果を手にすることが出来ます。

BOAnalyzerは総損益グラフだけではなく月別損益、曜日別損益、時間帯別損益などより細かい分析がタブの切り替えだけで出来るようになっています。中でも便利なのが時間帯別損益で、どの時間帯に利益を得ているのかを棒グラフで簡単に知ることが出来ます。

あまり利益の出ていない時間帯にはトレードを控えたり、利益の出ている時間帯ではリスクを多めにして積極的に攻めていくなどグラフを元に戦略を練ることも出来るのです。

二つのインジケーターを組みあわせた場合はどうなるの?「ポートフォリオ分析」を使おう

バイナリーオプション用のインジケーターが二つ以上ある場合に便利なのが「ポートフォリオ分析」です。ポートフォリオ分析を使えば2つのインジケーターのバックテスト結果を合成することが出来るのです。

例としてBO_Gyakubary_UJ5_TypeAのバックテスト結果とBO_Gyakubary_UJ5_TypeBのバックテスト結果をポートフォリオ分析を使って合成してみましょう。

BO_Gyakubary_UJ5_TypeAは先ほどバックテストしたので、BO_Gyakubary_UJ5_TypeBをバックテストしておきます。

続いてポートフォリオ分析用データ作成を行います。

作成したデータを解析すると2つのインジケーターのバックテスト結果が合成されます。

TypeAの方が損益が大きいことが影響したのか合成した結果はTypeBのドローダウンがうまいこと消されているように見えます。

もともと使いやすかったTypeAにTypeBの損益が加わったことで使いやすさを犠牲にせずに総損益を増やすことが出来たのではないでしょうか。

このようにBOAnalyzerは矢印インジケーターがあれば簡単にバイナリーオプションのバックテストをすることが出来ます。バイナリーオプションでなかなか勝てない人は自分が使っているインジケーターをチェックする意味で導入を検討した方が良いのかもしれません。

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