定型チャート
定型チャートとは、他のチャートにも適用できる一群のチャートウィンドウパラメータのことです。定型チャートには次のパラメータを保存できます。MT4を使いこなす上で提携チャート機能は非常に重要になります。
◾チャートのタイプと色
◾カラーダイアグラム
◾チャートスケール
◾四本値(OHLC)ラインの表示/非表示
◾適用するエキスパートアドバイザーとそのパラメータ
◾添付されたテクニカル/カスタム分析とそれぞれの設定
◾オブジェクト
◾日付区切り
定型チャートをチャートに取り込むと、保存されている設定がそのまま証券と周期に添付されます。例えば、MACD RSI、移動平均などの罫線分析ツールを含む定型チャートを作成し、後で別のチャートに使用することもできます。この場合、チャートウィンドウの通貨ペアや周期は異なっていても、同じように見えます。
定型チャートはTPLファイルとして/TEMPLATESディレクトリーに保存されます。定型チャートを一度作成すると、何回でも使用することができます。デフォルト定型チャート(DEFAULT.TPL)はターミナルのインストール中に作成されます。これは、新規チャートウィンドウを作成すると自動的に適用されます。その後、デフォルトテンプレートは、アクティブチャートウィンドウのチャートグループプロパティを使って変更することができます。
新規定型チャートを作成するには、「チャート⇒定型チャート⇒保存」メニューコマンド、またはチャートのコンテキストメニューの「定型チャート」ウィンドウの「保存」コマンド、「チャート」ツールバーのTemplatesボタンをクリックします。これにより、アクティブチャートウィンドウのデータに基づいて新規定型チャートが作成されます。定型チャートを変更する場合も上記と同じアクションを実行します。ただし、新規ファイル名を入力する代わりに既存の定型チャートを選択します。定型チャートをチャートウィンドウに取り込むには、定型チャート管理メニューから、または「チャート⇒定型チャート⇒定型チャートのロード」メニューコマンドで呼び出せる「オープン」ウィンドウの使用可能なフォルダーの中から使用するファイルを選択します。定型チャートを削除するには、「チャート⇒定型チャート⇒削除」メニューコマンド、またはチャートのコンテキストメニューの「定型チャートウィンド」の「削除」コマンドを実行します。
注意 : 「DEFAULT.TPL」は削除できません。
チャートグループ
チャートグループは、チャート群の操作を便利にする方法です。チャートグループを開くと、各チャートとその設定がチャートグループを保存したときとまったく同じ場所に配置されます。特定の一覧に含まれるすべてのチャートウィンドウの変更はすべて、自動的に現在のチャートグループに保存されます。現在のチャートグループのすべてのチャートウィンドウの一覧は、「ウィンドウ」メニューで確認できます。現在のチャートグループの名前は、ステータスバーウィンドウの1つに表示され、チャートグループ管理メニューにチェックが入っています。ターミナルがインストールされると、デフォルトのチャートグループ(DEFAULT)が作成されます。最初は「EUR/USD」、「USD/CHF」、「GBP/USD」、「USD/JPY」という4つの基本的な通貨ペアがその中に保存されます。
チャートグループは単独メニューで管理されます。このメニューは、「ファイル⇒チャートグループ」メニューコマンド、「標準」ツールバーのProfilesボタン、またはステータスバーウィンドウ上の現在のチャートグループ名をクリックして呼び出すことができます。別のチャートグループを使用するには、このメニューの一覧からそのチャートグループ名を選択します。すると新規チャートグループが開いて現在のチャートグループになります。「チャートグループを保存」コマンドは、現在のチャートグループをコマンド実行開始時点までの状態で新しい名前を付けて保存します。新規のチャートグループは以前のチャートグループのコピーで、これが現在のチャートグループになります。チャートグループを削除するには、「チャートグループを削除」コマンドを使います。
「次のチャートグループ」コマンドとF5キーはすべての使用可能なチャートグループを1つずつ開きます。「前のチャートグループ」コマンドとShift+F5ホットキーは逆順でチャートグループを検索します。
注意 : 現在のチャートグループとデフォルトのチャートグループ(DEFAULT)は削除できません。
あらかじめ定義されたチャートグループをクライアントターミナルの取引口座に割り当てることもできます。このチャートグループには、取引口座の番号と同一の番号をチャートグループ名に設定します。特定の取引口座に切り替えたときに一致するチャートグループが存在すれば、そのチャートグループが自動的に開きます。あらかじめ定義されたチャートグループが存在しない場合は、現在のチャートグループがそのままアクティブになります。
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