なんかすごいEAがやってきた
ロビンンスカップ3位のEAと聞いてついマウスがピクっと動いてしまいました。
その名も「Flashes for USDJPY」
for USDJPYと銘打っているところを見ると他の通貨用のEAのきっとあるのでしょう。
ロビンスカップ3位を獲得したこのEAはいったいどのようなEAなのでしょうか?
EA名からもわかるようにトレードする通貨ペアはドル円になります。使用する時間足はなんと1分足!なんとなくアグレッシブな匂いがプンプン漂ってきますね(笑)
最大ストップロス、最大テイクプロフィットは100pipsなのですが、常に100pipsかというとそうではないらしく相場の状況によって可変させるのがこのEAのポイントの一つとなっています。
myfxbookではリアル口座で稼働中の「Flashes for USDJPY」の成績を見ることが出来ます。
1分足のスキャルピングEAということもあり、ポジション保有時間は短めで数十分~数時間程度となっています。ポジション保有時間の短いEAはリスクに晒される時間が少ないということに繋がるので個人的には好みのタイプです。
ロジックに使用されているテクニカルインジケーターはMT4に標準のもの使っており、過度の最適化はしていないので実運用を行った途端に調子を落とすということはなさそうです。
またEA内部のプログラムにiCustom()関数を使用していないので、軽くて速い動作が期待できます。8年以上の間年間ベースでのマイナスがなく安定した成績を残しているのは、シンプルなロジックの賜物と言ってもいいでしょう。
気になるロジックにはどんな手法が採用されているのでしょうか?
売買の様子がわかるチャート画像が紹介されているのですが、基本に忠実なトレードを目指していることがよくわかります。
長期目線の穏やかなトレンドにしたがい徹底的な押し目買いと書いてありますが、おそらく穏やかなトレンドというのがポイントなんでしょうね。通常EAを作成するときはトレンドを判定してから押しと戻りを狙うことが多いのですが、急激に発生したトレンドに翻弄されてしまうことが良くあります。
そういった事態を避けるためにいろいろと工夫を凝らすのですが、なかなかうまくいかないんですよね(T_T)
このEAはこの部分をとてもうまくやっているのが好成績に繋がっているんでしょう。
トレードのヒントになりそうなことがいっぱい
このEAの説明を読んでいるとトレードのヒントになりそうなことがいっぱい書いてあって参考になります。
このロジックはレンジ相場と緩やかなトレンド相場を得意としています。
相場の8~9割が得意な状況となります。
なるべく直近の底値で買って高値で決済する、または高値で売って底値で決済する、を繰り返します。
これを読んでしまうとトレンドを判定して押しと戻りでエントリーするというロジックの研究をしているのがバカらしくなってきます。なるほどレンジ相場と穏やかなトレンドを狙っていけばいいのね。
残りの1~2割のトレンド相場にて発生する急激なトレンド転換で
損切して損失を最小限に抑え、また得意な相場状況になるまでじっと待ちます。
急激なトレンドの発生を損切りの場と割り切っています。その損失をいかに少なくするかということがポイントになるようですね。
直近20~30分間の値幅が数pips程度の時、閑散相場の場合はスプレッド損となりやすく、
またボラティリティが大きい中の収束相場の場合はトレンド転換しやすいので、
あまりエントリーしません。
これは高値・安値の幅を算出することで既存のEAに組み込むことが出来そうですね。以前移動平均線のブレをフィルターとして使ったことがありますが、こっちの方がダイレクトで反応がよさそうですね。
直近20~30分間の値幅が40~50pips以上の時、ボラティリティが大きく、
逆指値にひっかかりやすくなったりトレンド転換しやすいので、
この時もあまりエントリーしません。
先ほどの条件に上記の条件を加えることでエントリーする範囲を限定することが出来ます。サンドイッチされたレンジがスイートスポットになるということでしょうね。
EAの説明を読んでいるだけで参考になることがいっぱいあるのだから驚きです。コストパフォーマンスの高さはゴゴジャン(fx-on)のEAの中でもトップクラスにいることは確実です。
1分足で使ったEAがこれほど安定しているとは(*_*)
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