状況に応じてテイクプロフィットとストップロスを可変する夜行性スキャルピングEA~ねこ博士の新作はコアラをイメージした EA_Midnight_Koala

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zooka985 / Pixabay

数々の優れたEAを開発してきたねこ博士の新作はAUDCADを対象にしたスキャルピングEAです。豪ドル絡みということと深夜にトレードすることからEA名にはオーストラリアのある動物の名前が使われています。

EA_Midnight_Koala

ひと目見ただけでどんなトレードをするのかわかってしまいますね(笑)

このEAの特徴はなんと言っても取引通貨ペアでしょう。AUDCADという通貨ペアは朝スキャにハマっている人以外でトレードしたことがある経験のある人は殆どいないのではないでしょうか。

AUDJPY、AUDUSDあたりまでは一般的かと思いますが、AUDCADに関しては興味が無いのでチャートすら開く気になりません(笑)

ねこ博士があえてこのマイナーな通貨ペアを選択したのは、深夜の値動きが穏やかでスプレッドが狭いという逆張りスキャルピングに最適な条件をクリアしているからでしょう。

EA_Midnight_Koalaは5分足のスキャルピングEAで、テイクプロフィット8pips、ストップロス100pipsという利小損大の設定になっています。いわゆるコツコツドカーン型のスキャルピングEAですね。

「夜の0時~朝5時あたり」にエントリーをし、翌日中には決済をするということで短期決戦型のロジックと言ってもいいでしょう。

最大ポジション数は3ということでかなりアグレッシブなトレードが期待できます。約13年間のバックテスト期間中のトレード回数は8440回、1日あたりに換算すると2回以上はトレードする計算になります。

このEAで面白いなと思ったのがテイクプロフィットとストップロスの数値を広げる機能が搭載されていることでしょう。

「TP=8,SL=100」でのエントリーをしますが、
その後、状況に応じて、TP,SLとも、80pipsほど広げる修正注文をしますので、
疑似的に「TP=88,SL=180」でのエントリーをしている状態となります

このような機能を持ったEAはあまり見かけないのですが、穏やかな時間帯が終わろうとしている時の初動を捉えて大きな利益を獲得しようという狙いは悪くないと思います。

このようなチャレンジングな機能を備えていながらも荒いトレードになることはなく、最大ドローダウンも非常に小さいものになっています。トレード数の多さと相まって初心者にも扱いやすいEAになっているのではないでしょうか。

現時点でのフォワードテストの結果ですが、7月31日に最初のポジションを持ってからまだ3回しかエントリーしていないのでなんとも評価しづらい状況です。

とりあえず1回目、2回目のエントリーはほんとんど含み損を持つこともなく、キレイに勝ち抜けています。

3つ目のポジションが若干含み損を抱えていますが、ストップにかかるまではまだ余裕がある状況なのでさほど心配する必要はないかもしれません。

AUDCADというマイナーペアと8pipsというテイクプロフィットがかなり有効に作用するはずなので、着実に利益を積み重ねていってくれると思います。

この手のEAはスプレッドや約定能力に依存するところが大きいので、有利な条件で取引ができるブローカーをいかにして見つけるかが成否の鍵をにぎることでしょう。

EA_Midnight_Koala
夜行性のコアラをイメージしました

 

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