「EAつくーる」でドル円の日足ベースのEAを作ってみる
EAつくーるでドル円用のEAを作ってみたい
プログラムの経験がない人でもEAを作成できるEA作成ツール「EAつくーる」でドル円用のEAを作ってみました。EAつくーるを使用すればアジア時間早朝に勝負するスキャルピングEAくらいなら簡単にできるので興味のある方はぜひ試してみてください。一度ハマると楽しくて癖になるかもしれません。
実際に利益のあるEAを作成するのはなかなか難しいのですがトライアンドエラーを繰り返しながらチャレンジしていくことで前進していけると思います。スキャルピング系のEAならスプレッドが狭くテクニカル分析に忠実なユーロドルがとっつきやすいのではないかと思います。
作成するのには想定スプレッドを2Pipsくらいで設定して利益を出るものを作成することがコツかなと思います。実際にフォワードテストするときはブローカー提示のスプレッドになるわけですが、最近のブローカーだと2pips以上開くことは少ないと思います。スプレッドフィルターを2pipsに設定しておけばバックテスト以上の条件になるというわけです。1pipsで検証してスプレッドフィルター2pipsで実運用した場合はバックテストより条件が悪くなってしまうので注意しましょう。
さて、今回はスプレッドになるべく影響を受けないような大雑把なEAを作成することにしました。どれだけ大雑把かといえば時間足を日足ベースにしてトレーリングストップで追っかけていくだけどいういい加減さです。当然トレード回数も少なくなってしまうので検証期間だけは長くとってあります。使用しているインディケーターは一つだけなのでバックテストにそれほど時間がかからないのはいい点ですね。
EAつくーるを使えばプログラムの知識がなくてもEAを作成することができるのですが、ロジックを組む時にはプログラム的な考え方は必要になってきます。
例えば移動平均線のクロスを判断する場合、2本の移動平均線の上下関係をEAで表現する必要があります。EAつくーるの場合は2本前のロウソク足での移動平均線の位置関係と1本前の移動平均線の位置関係を比べることによりクロスを判断することができます。2本前では短期線が長期線の下にあり、1本前で短期線が長期線の上にあればゴールデンクロスになります。逆の場合はデッドクロス。こんな感じで入力してあげれば移動平均線のクロスEAは簡単に作成することが可能です。

売りのエントリーは不等号の向きを逆にすればOKです。ここまで行けばストップロスとテイクプロフィットを入力するのはすごく簡単。EA作成をクリックするとmq4ファイルが出力されます。ソースを見て勉強すればもっと複雑なEAも作れるようになるかもしれません。EAつくーるだけでもかなりいろいろなことが出来るのですが、窓空きを利用したギャップトレードEAなんかはまだ作れないみたいです。
もちろん今後のバージョンアップでさらに色々な機能はつく可能性はあるのですが。
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