ブラックボックス化している市販のEAは使いたくないという方は自作するしかないっしょ
MT4とEAを使えば誰でも簡単に自動売買できるわけなのですが、簡単に自動売買が出来るだけで簡単に儲けることが出来る訳ではありません(^_^;)
勝つための戦略を持っているということが大前提であり、その戦略をEA化して自動売買することではじめて利益を出すことができるのです。
市販のEAを購入してMT4上で動かせば簡単に自動売買することができますが、動いているEAがどのような根拠で売買しているのかは開発者じゃないと知ることができません。市販のEAでロジックを開示して販売しているものもあ流のですが非常に稀です。
ロジックを開示したらプログラミングのできる人なら簡単に同じEAを作成することが出来てしまうので非公開にすることは当然のことと言っていいでしょう。
そんな中身のわからないようなEAは本来なら恐ろしくて使う気にもならないのですが、市販されているEAはほとんどリアルタイムでフォワードテスト結果を公開しています。バックテスト結果とフォワードテスト結果を見比べて乖離が少なければブロックボックス化しているEAでも多少は使う気になれるのではないでしょうか。
しかし、いざ購入して稼働を始めたとたんに負けが続いてしまうようなケースはよくあることです。連敗しドローダウンを更新している時に、ロジックがわかっているEAとブラックボックス化しているEAでは安心感に雲泥の差があります。
ロジックさえわかっていれば、勝てない原因が見えてきます。レンジ相場が続いているから勝てないとか、強いトレンドが発生したのが原因で勝てないなど原因は様々でしょう。ロジックさえ把握していれば、このEAを使い続けるべきなのか、運用を中止した方がいいのかの判断がやりやすくなるのです。
やはりEAはトレーダー自らの手で作り上げていくのが一番なのです。
しかし全てのトレーダーがEAを作成するためのプログラミング技術を身につけている訳ではありません。むしろプログラムのスキルがある人の方が少ないのではないでしょうか。自動売買の勝ち組みが少ないのはそうした所にも原因があるのかもしれませんね。
そんなノンプログラマーなトレーダーたちに希望の光を差してくれるのがEA作成ツールです。売買条件を設定し、ソフトに入力すればプログラムを書かなくてもEAが作れるという優れものです。
EAつくーるとMT4EAエディタ
EA作成ツールと言えばEAつくーるとMT4EAエディタの2つに絞られどちらのツールも高機能なのでお勧めできます。
まずMT4EAエディタですが、このソフトは基本的なEAを作成するために必要な機能は全て備えられています。MT4標準のインジケーターが使用できることはもちろんですが、市販されているインジケーターや無料で配布されているインジケーターを使ってストラテジーを組むことも可能です。時間足の異なるインジケーターも使えるので大きなトレンドに従ったEAを作る時には非常に便利です。
買いのみや売りのみのEAも簡単に作れてしまいます。スワップがプラスの方向にしかエントリーしないようにしたり、トレンドの判断は自分で行いエントリーだけをEAに任せる時などには非常に便利です。決済専用のEAも作れるのでエントリーは裁量トレードで決済のみをEAに任せてしまうという使い方も出来ます。決済専用EAは利確がうまくない人にとっては有難いでしょうね。
トラップリピートイフダン(トラリピ)のEAも作れるので、MT4対応ブローカーならどこでもトラリピトレードをすることが可能になります。これは地味にあありがたいですね。
個人的に苦手な手法なのでオススメはしませんが、ナンピン注文も出すことも可能です。買い下がりたい場面や売り上がりたい場面でも使えそうなので、半自動売買EAを作成するなんて使い方もするのかもしれませんね。
そしてトレンドフォロータイプのEAを作りたい人にとってはトレール注文機能が大きな味方になってくれるはずです。トレンドを捉えたら利益目標などに頼らずにどこまでも追いかけていってくれます。
これだけの高機能なEA作成ツールですがプログラミングの知識は全く必要ありません。慣れれば1時間もあれば簡単にEAを作れてしまいます。作成したEAはソースコード(mq4ファイル)を保存することが出来るので、ソフトで対応できない機能は後で追加することも出来ます。もちろんソースコードを弄ることになるのプログラミングの知識が必要になりますが、拡張性の可能性は保証されているわけです。
出力されたEAの著作権はもちろんユーザーのものになるので、販売や配布を自由に行うことが可能です。トレードするための十分な資金を持っていない人はEAを販売した利益でトレード資金を稼ぐという道も開けるわけです。
一方のEAつくーる波動なのでしょうか。
EAつくーるも出来ることはほとんどMT4EAエディタと変わりありません。若干EAつくーるの方が高機能かなとは思いますが違いを感じる場面は少ないかもしれません。
MT4EAエディタ同様にMT4標準のインジケーターだけでなく市販のカスタムインジケーターの使用も可能なのでテクニカル分析を根拠とするEAはなんの苦もなく作ることが出来てしまいます。
トレード時間のパラメーターも自由にいじれるので、アジア時間早朝のスキャルピングEAを作ったり、動きの激しい時間帯を狙ったトレードを仕掛けたりと様々なトレードアイデアが実現可能になってきます。
EAつくーるもmq4ファイルで出力されますし、著作権はユーザーにあるので配布や販売を自由に行うことが出来ます。
このようにどちらのEA作成ソフトも実用上は十分な機能を備えているので、どちらを選んでもいいのではないかと思います。私はEAつくーるのユーザーインタフェースの方が馴染んだので、EAつくーる使用していますが、逆にMT4EAエディタの方が使いやすいと感じる人もいるはずです。この辺は好みの問題になるでしょう。
両者は非常に拮抗しているのですが、価格面に関しては完全にEAエディタに軍パイが上がります。MT4EAエディタは購入したらずっと使い続けられるのですが、EAつくーるは使用できる期間が制限されています。
MT4EAエディタ:8,500円
EAつくーる:1,980円(1ヶ月ライセンス定期購入)
14,800円(1年版)
長く使えば使うほどMT4EAエディタの価格の安さを実感することが出来るのではないでしょうか。EAつくーるを4ヶ月以上使うのならMT4EAエディタの方が断然お得です。一年に1〜2回程度使いたい時だけ使うのであればEAつくーるの方がリーズナブルに感じるかもしれません。
どちらのソフトもプログラマーにEA作成を依頼した場合にかかるコストを考えるとやすいことには変わりないので、最終的には使いやすさやで選ぶのが一番いいような気がします。
MT4EAエディタを販売していたDLmarcketがサービス終了
ここで残念なお知らせが・・・
MT4EAエディタを販売していたDLmarcketがサービスを終了したようです。
不正アクセスによる情報流出が引き金となっているようですが、面白い商品が多数あったのでちょっともったいないかなという気がしますね。
MT4EAエディタで検索したら日野ソフトウェアというサイトで現在でも販売されているようです。
コメント
MT4EAエディタはコードバグと仕様のバグがあるけどね。。。。
あと全体的に操作性が悪いし
頻繁に落ちる。。。。
何となくだけど、確かにPGを知らない人でも使えるけど使いこなすにはPGの経験が長くないと無理だと思うけどね~
sさん
コメントありがとうございます。
MT4EAエディタ不具合が多いんですね。
ただ単にEAを作成するだけじゃなく使いこなすということを考えるとプログラムの経験があった方が確かにいいかもしれませんね。
今夜もまた一つバグ発見w
コンパイルエラーに成るだけで盲腸のように使わないルーチンが追加されてるのにMT4EAエディタはエラーなしと。。。。。
MT4EAエディタはバグが多そうですね(^^;)