ローソク足パターンを利用したEA
前回の記事でロウソク足パターンを使ったEAを作成しましたが、今回も引き続ロウソク足パターンを使ったEAにチャレンジしてみたいと思います。
インジケーターではなくロウソク足パターンを使ってEAを作成するときのメリットは何と言ってもレスポンスの速さです。前回のEAはたった2本でエントリーするかどうかを判断していますから、RSIやストキャスティクスを使った場合よりも反応が速いのです。しかし速さの代償として騙しに引っかかりやすいというデメリットがあったのです。その解決策としてトレンドフィルターを組み込んだわけで、結局はインジケーターに頼ってしまうという結果になってしまいました。
今回はエントリーロジックにまったくインジケータを使用せずにロウソク足だけを使います。ロウソク足パターンエントリーのレスポンスを最大限に活かすことでトレード数の多いEAになれば小細工がしやすくなります(笑)
複数のロウソク足パターンを試してみたのですが、残念ながらロウソク足パターンだけではドローダウンが大きくなる時期が出来てしまうことを避けることが出来ませんでした。
1時間足チャートでのEAを作ろうと思っていたのですが、騙しを回避するために時間足を一つ大きくしてみることにしました。
MT5だと1時間足の上に2時間足や3時間足などがあって面白いのですが、MT4だといきなり4時間足になってしまいます(^^;)
何種類かのロウソク足パターンを試したのですが、ロウソク足1本だけでエントリーを判断した場合の結果が気に入りました(笑)
これ超シンプルですよね。
買いエントリー
1本前のロウソク足が陽線
売りエントリー
1本前のロウソク足が陰線
テイクプロフィットとストップロスを設定してトレイリングストップで追いかけていきます。
バックテスト結果とダウンロード
ポンド円4時間足でのバックテスト結果は以下のとおりです。(外為ファイネストMT4使用)
バックテスト後半部分のグラフが文字に隠れてしまっているのでグラフだけの画像をアップしておきます。Macでバックテストするといつもこうなっちゃうんですよね。スケーリングがうまくいってないのかなあ(-_-;)
フィルターを使わないロウソク足一本のシンプルエントリーにしては悪くない結果ですよね。
ロウソク足の形や大きさでフィルタリングすればパフォーマンスはもっとアップしそうなので楽しみです。
坂田五法などもEAで再現できればトレンドフィルターとの組み合わせでかなり使えるものが出来そうな気がします。特に一目均衡表との相性が良さそうなので前向きに検討していきたいですね。
「Download」をクリックするとEAファイルをダウンロードすることが出来ます。
コメント
はじめまして。
陰線・陽線でのエントリーに興味があり、「EA_Challenge_FinalCountDown」をダウンロードして検証しています。とても良いと思います。
さらに、次の機能を追加することは可能でしょうか?
1.両建てを許容する。ポジション数は売り買い共に1つ。
<理由>:方向が逆転した時に未決済のポジションの含み損(結果損失)を緩和するため。
2.売りだけ・買いだけ・両建ての選択を可能にする。
<理由>:バックテストで検証してみたい。
3.開始時間と終了時間の設定、及び終了時間で建玉の決済機能追加。
<理由>:東京、欧州、NY時間の特徴に沿った運用を可能にするため。
以上です。是非ご検討してみてください。
私は、15分足でのトレードをメインにしています。
各市場オープン最初の15分足が陰線か陽線で上目線か下目線かで攻めています。
通貨ペアによりとても特徴があり確度が上がります。
また、バックテストは手間ですが1日単位で行っています。3項の設定があればとても便利です。
今後ともご活躍ください。