スイスの大手ブローカーであるデューカスコピー・バンクはアルパリジャパン株式会社の株式100%を取得、ついに日本市場に参入することになりました。
MT4の自動売買でお世話になったアルパリジャパンですが、大手のブローカーが取得してくれたことで今後が楽しみになってきました。
今回の株式取得劇のおかげでDukascopyの読み方がデューカスコピーであることがわかったのは地味にうれしい出来事でした^^
デューカスコピー・ジャパンについて
デューカスコピー・ジャパンの親会社のデュ―カスコピー銀行は2004年11月2日にスイスのジュネーブにて設立され、FINMA(スイス金融市場監督機構)によって銀行およびセキュリティ・ディーラー(securities dealer)として登録を受けています。外国為替証拠金取引、貴金属取引、CFD取引、バイナリーオプション、ネットバンキング等のサービスを取り扱っています。デューカスコピー・バンクはチューリッヒ(スイス)、リガ(ラトビア)、キエフ(ウクライナ)、モスクワ(ロシア)、香港、クアラルンプール(マレーシア)にオフィスを構え、250人以上のスタッフが働いています。デュ―カスコピー・ジャパンはデュ―カスコピー・バンクの100%子会社です。
デューカスコピー・ジャパン株式会社
第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2408号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 会員番号1587
JForexプラットフォームって何?
デューカスコピー・ジャパンに変わったことで取引用のプラットフォームが変更になるようです。デューカスコピー・ジャパンのサイトには以下のような記述があります。
「今後アルパリジャパンはデューカスコピー・ジャパン株式会社(以下デューカスコピー・ジャパン)に社名変更を予定しており、デューカスコピー独自の優れたテクノロジーをご提供いたします。日本のお客様も他のデューカスコピー・グループと同じ価格、流動性で当社が誇るJForexのプラットフォームに直接アクセスすることが可能となります。なお営業再開は2015年10月を予定しております。」
ここで名前が出てきたのがJForexプラットフォームという名前です。EAでMT4の自動売買ばかりやってきた身にはあまり馴染みのない名前です(^-^;
Tier1FXのサイトではJForexを以下のように説明しています。
「JForexは、業界で最も先進的なプラットフォームの1つとして見なされる最高の取引環境であるとともに、最大のECNリクイディティ・ネットワークの1つであるスイス外国為替マーケットプレイス(SWFX)との連動性を有しています。このように双方の最高の長所が融合した、高水準の取引ツールの典型例と言えます。」
これはECNと直接つながっているとみていいのでしょうかね?だとしたらかなりの好条件でトレードすることが期待できるのですが。
本家「Dukascopy Bank SA」では JForex プラットフォーム の優れている点を以下のように解説しています。
現在、FXの自動取引のために市場では様々なソリューションが使われています。しかしながらJForexのように多彩な機能を備えているものは数えるほどしかありません。以下に示すものは、JForexプラットフォームのメイン機能を、Meta TraderやTrade Stationのような他のソリューションと比較したものです。
様々なOSをサポート!
Windows、Linux、Macをはじめとする様々なOS上で、ストラテジーによる自動取引を行うことができます。
ストラテジーによる自動取引の視覚化!
JForexではリアルタイムの取引だけでなくヒストリカルデータを使ってのバックテストにおいても、ストラテジーの動きを視覚化することが可能です。
複数の通貨ペアを基にした自動取引ストラテジー!
トレーダーは複数の通貨ペアを基にしたストラテジーを開発することができます。また、一つのストラテジーの中で、選択した複数の通貨ペアをバックテストすることができます。
本物のティックデータを使ってのバックテストが可能!
他社製の自動取引のためのFXソリューションでは、ヒストリカルデータの改ざんが常態化しており、このために正確なバックテストを行うことが困難です。それに対して、JForexでは改ざんのない本物のティックデータを提供することで、お客様がより正確なバックテストをすることを可能にしています。
180種におよぶ取引インディケーター!
ストラテジーによる自動取引で使用可能な180種におよぶ取引インディケーターをJForexはご用意しております。
Java IDEをサポート!
JForex 上でのストラテジー実行のために利用可能な様々なJava IDE(統合開発環境)をサポートしております。JForexの上級トレーダー向け。
フル・マーケットデプス機能!
JForexのマーケットデプスは他の数多くのFXプロバイダーから提示される価格と流動性を基にして決定されます。ストラテジーを作成・進化させながら、トレーダーはリアルタイムの市場状況を伝える追加の情報源としてマーケットデプスを利用することができます。
SWFXに直接注文を出すBID/OFFER注文が利用可能!
トレーダーは自分自身で価格を指定する買い注文(BID 注文)と売り注文(OFFER 注文)をSWFXに直接出すことができます。このBID/OFFER注文と他のSWFX参加者の注文価格とがマッチした場合に取引が成立します。これによりトレーダーはスプレッド分のコストを節約することができます
この説明を読んでいるとなんだかワクワクしてきますね。
WIndows、Mac、Linuxでも使えるということは、家でも会社でもどこでも使えるようなものです。Windows10などの最新OSに現時点で対応しているかはわかりませんが、近い将来には対応してくることでしょう。
MacはなにかとFXトレードがやりにくいOSだったのですが、正式に対応してくれているのはうれしいですね。
また、JForexは自動売買にも対応しているようです。改ざんされていない本物のティックデータでバックテストが出来るのはMT4ではなかなか難しかったことです。ストラテジーの開発も出来るようなのでMT4から移行する人も増えてくるのではないかと思います。
使いきれるかどうかわかりませんが、180個のインディケーターも用意されています。MT4もカスタムインディケーターを入れれば膨大な量になりますが、最初から180個用意されているとしたらすごい数ですよね。
上級者向けにJava IDEをサポートしているので、かなりいろいろなことが出来る予感がします^^
JForexはMT4に替わる新しいプラットフォームとして期待できるのですが、それだけにはとどまりません。
プラグインの活用でMT4とブリッジ
JForex Client’s BridgeというMT4 とJForex を ブリッジ してMT4の取引をJForexへコピーするツールがあるようです。素晴らしい!
タイムラグがどのくらいあるか気になるところですが、使っている人の話では気にならないレベルだと言っていたので指でマウスをクリックする時間よりは短いのかなと思っています。
MT4とJForexの融合でMT4のEA資産が無駄にならないで済むのは非常に助かります。
さらに Visual JForex によるノンプログラマでもプログラムレスで自動売買システムを構築できる環境も整えられています。プログラムなしでもかなりのことが出来そうなのですが、MQLに慣れてしまったので慣れるまで使いこなすのは難しそうです。
これだけ素晴らしい環境でトレードできるJForexプラットフォーム、早く使ってみたいですね。
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