無料インジケーター：マルチMA表示

「マルチMA表示」インジケーターの概要

「マルチMA表示」は、現在表示しているチャートの時間足とは異なる、上位足や下位足の移動平均線（Moving Average）を同じチャート上に表示することができるカスタムインジケーターです。 例えば、1時間足チャートを見ながら、4時間足の移動平均線の動きや日足の移動平均線の傾きを同時に確認できるため、マルチタイムフレーム分析（MTF分析）を効率的に行うのに役立ちます。

主な機能と特徴

• 最大3本まで、異なる時間足の移動平均線を表示可能。
• 各移動平均線の期間、種類（SMA, EMAなど）、適用価格、色、線の太さ、スタイルを個別に設定可能。
• 表示する時間足をパラメータで指定（例: M1, M5, H1, H4, D1, W1, MN1）。
• チャートの視認性を損なわないシンプルな表示。
• MT4版とMT5版の両方を提供。

パラメータ設定 (MT4版の例)

インジケーターのプロパティ画面から、以下の主要なパラメータを設定できます。（MT5版も同様のパラメータがあります）

パラメータグループ	パラメータ名	説明
MA 1 設定	MA1_TimeFrame	MA1の時間足 (0=現在の時間足, 1=M1, 5=M5, ..., 1440=D1)
	MA1_Period	MA1の期間
	MA1_Method	MA1の種類 (0:SMA, 1:EMA, ...)
	MA1_AppliedPrice	MA1の適用価格 (0:Close, 1:Open, ...)
	MA1_Color	MA1の色
	MA1_Width	MA1の線の太さ
MA 2 設定 (MA1と同様のパラメータ群)
MA 3 設定 (MA1と同様のパラメータ群)
共通設定	AlertOnCross	MA同士のクロスでアラート (true/false) ※将来実装予定

※ 上記は代表的なパラメータです。実際のインジケーターにはさらに詳細な設定項目が含まれる場合があります。

活用例

• 短期トレードでの長期トレンド確認: 5分足や15分足で取引する際に、1時間足や4時間足のMAを表示し、長期的なトレンド方向を把握。長期トレンドに沿った方向でのみエントリーするフィルターとして使用。
• 上位足のサポート・レジスタンス確認: 上位足のMAが、現在見ている時間足のチャートで重要なサポートラインやレジスタンスラインとして機能することがあります。これらの水準を意識した取引戦略の立案。
• パーフェクトオーダーの確認: 短期・中期・長期のMA（例: 1時間足MA、4時間足MA、日足MA）が全て同じ方向を向き、順序良く並んでいる状態（パーフェクトオーダー）を一つのチャートで確認し、強いトレンドの発生を判断。

重要な注意事項

• 本インジケーターは取引の判断を補助するものであり、利益を保証するものではありません。
• マルチタイムフレーム分析は有効な手法ですが、複数の情報を組み合わせることで判断が複雑になる場合もあります。ご自身の戦略に合わせてシンプルに活用することを心がけてください。
• 表示するMAの本数や種類が多すぎると、チャートが見づらくなる可能性があります。必要な情報に絞って表示しましょう。
• インジケーターのパラメータ設定は、通貨ペアの特性や取引スタイルによって最適なものが異なります。デモ口座で十分に検証してください。

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