ブレイクアウトの瞬間をかすめ取るという斬新なロジックを持ったスキャルピングEA「ブレイクスキャルシステム」、一時はプチドローダウンを喫していたのですが7月に入ってから絶好調を維持しています。現在オープンしているポジションも含み益を継続中なので8月も入ってからも幸先が良さそうです。
このブレイクスキャルシステムというEAは2014年11月の運営開始以来、大きなドローダウンもなく好成績をキープしていましたが今年の2月から5月にかけて調子を落としていました。
ブレイクスキャルシステムはその名前を見ればわかるように、ブレイクアウトした瞬間を狙いスキャルピングをするというシステムです。多くのスキャルピングシステムは価格変動の波を効率よく狙っていくために、オシレーターの買われすぎや、売られすぎをエントリーの判断に使用しています。しかしブレイクスキャルシステムは相場の勢いを感じたら積極的にエントリーするという考え方なので、買われすぎたらロングエントリー、売られすぎたらショートエントリーするという通常のスキャルピングEAと逆のポジション取りをする可能性もあるわけです。
高値買いや安値売りを怖がらずに相場にモメンタムを感じたら果敢に攻めていく男らしいEAであるといってもいいでしょう。
ただ男らしいだけでは相場で勝つことは難しいので、勝率を上げるためにコツコツと利益確定をしていくようです。なんとテイクプロフィットは5pipsと小さい数値となっています。ブレイクアウトを狙うくせにたった5pipsで満足してしまうなんて解せない気もしますが、ブレイクアウト手法自体は非常に騙しに弱いわけなので、欲張って偽のブレイクアウトに引っかかるよりは確実に小さな利益を取っていったほうが、トータルではいい結果を生むということなのでしょう。
負けをすくなるするための努力は建値ストップ、いわゆるブレイクイーブンを採用していることからもわかります。いかに偽のブレイクアウトに引っかからずにドローダウンを回避するかというのがこのロジックを機能させるためには重要なことなのですね。
一定時間ポジションを保有したらクローズする機能もあるので長期間をポジションを持ち続けることはありません。そもそもテイクプロフィット5pips、ストップロス50pipsのEAなのでたいていの場合は一日以内に勝負がつくはずです。
5月からちょっと調子を落としていたブレイクスキャルシステムですが、その後バージョンアップすることもなく調子を取り戻してきているのは基本性能が高いことの証だと思います。ブローカーのスプレッドに大きく依存するEAなのでブローカー次第というところはありますが、初心者でも安心して使えるEAの一つと言えるのかもしれません。
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