MT4にはなくてMT5にはあるインジケーターがいくつかあるのですが、VIDA(Variable Index Dynamic Average)はかなり戦闘力の高いインジケーターではないかと思います。
VIDAをドル円1時間足のチャートに表示してみるとこんな感じになります。
パッと見で気が付くのはラインの傾きの変化が少ないことではないでしょうか。
傾きの変化が少ないということはどういうことなのかというと、騙しに強いということなのではないかと思います。VIDAをカンタンに表現すると騙しに強い移動平均線と言ってもいいのではないでしょうか。
この騙しに強い移動平均線をどう使うかがトレード戦略のカギとなるわけです。
今回はVIDAをトレンドフィルターとして使用し、トレンド方向への逆張り戦略(押し目買い、戻り売り)を採用したEAを作成してみたいと思います。
Variable Index Dynamic Averageの特徴は何と言っても傾きの変化の少ないことです。そこで今回はVIDAの傾きが上向きの時を上昇トレンド、下向きの時を下降トレンドと判断することにしましょう。
トレンドの方向さえわかれば後は逆張りでエントリーすればいいだけです。非常にシンプルなトレード手法ですね。
逆張りの判断に何を使うかは非常に悩ましいのですが、今回はボリンジャーバンドに登場していただきました。Lowerバンドで買いエントリー、Upperバンドで売りエントリーという感じですね。
ドル円1時間足でバックテストするとこんな感じです。
今回は損切りと利確のみを使いましたが、VIDAの数値をもとにしたトレイリングストップを追加してみても面白そうな気がしました。ちょっと変わった使い方としてはVIDAと単純移動平均線のクロスもアリなんじゃないかな。
VIDAの形を見ていると一目均衡表の転換線や基準線に似ているような気もするので、MT4で似たようなものを作りたい場合は一目均衡表で代用できそうです。一目均衡表は転換線、基準線だけでなく雲もトレンドフィルターとして機能するので、もう他のテクニカル分析なんか捨ててもいいかなとも思うのですが、なかなかそこまで思い切れないのが現実です(笑)
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