国内でも人気のメタトレーダー4(MT4)ってなに?
最近、国内でも使用している人が急増中のチャートソフトがメタトレーダー4(以下、MT4)です。
このチャートツールはロシアの「MetaQuotes SoftWare社」が開発したもので世界中で数百以上のブローカーのプラットフォームとして活躍しています。
このソフトは高機能でありながらMT4を採用しているブローカーに口座を開設(デモ口座でも可能)することで無料で使用することができます。
高いお金を出してチャートソフトや価格データを購入する必要がないので初心者のトレーダーが最初に入手するチャートソフトとしてはかなり魅力的なのではないかと思います。
嬉しいことに最近では日本国内でもMT4を採用しているブローカーが増加しています。
驚くことにMT4の魅力はこれだけではありません。
チャート上でテクニカル分析を複数表示してシステムトレードを行うことも出来るし、C言語のプログラムが組める人なら自動売買用のプログラム言語であるmetaquotes languageを使ってEAを作成することも可能です。
EAを作成してしまえばMT4内のストラテジービルダーを利用することでロジックのバックテストを簡単に実施するとが出来てしまうのです。
信頼できるヒストリカルデータを入手すればかなり確度の高いバックテストが出来るので、本格的にEAを導入する用意が出来たならTick Data Suite(TDS)などからティックデータを入手することも検討した方が良いでしょう。
当然、過去の値動きに対するバックテストだけではなく、リアルタイムでの自動売買も可能です。
MT4、EA、パソコン、ネットワークの4つを用意すれば大袈裟なシステムを購入する必要は全くないのです。
そこまで自動売買やトラテジーの検証などを必要としない人にとっても他のチャートソフトに比べて動作が軽く、描画ツールの使い勝手が良いMT4はテクニカル分析派の人に特にオススメします。
最初から標準で備えられているテクニカル分析も充実しているので、うまく使いこなしながら自分自身で検証していけば勝てる確立が高くなることも期待出来ます。
長くFXトレードを続け自分自身で道を開きたいという人にぜひお勧めしたいチャートツールです。
MT4の次期バージョンMT5も登場
2011年にはMT4の次期バージョンであるMT5(メタトレーダー5)も登場しています。
64bit版もあるのでメモリの心配をする必要もありませんし、マルチスレッドも使用できるのでソフトとして考えた場合にはMT5の方が優秀だと思います。
しかし、いまだにMT5よりもMT4のシェアの方が大きい状態が続いています。
原因の一つとしてMT5のEAやインジケーターがMT4よりも充実していないということが挙げられるでしょう。
こまったことにMT4とMT5のEA、インジケーターには互換性がないのでMT4で使用していた資産をMT5で使用することが出来ないのです(T_T)
MT4に比べてMT5対応のブローカーが少ないという事情もあるので、MT5のブローカーがもっと増えてくるまではMT5がMT4の代わりになるようなことはないでしょう。
MT5の最適化のスピードを一回体験してしまうとMT4にはもう戻れません。
しかし、MT4で使用していたお気に入りのEAが使えないというのはやはり辛いですね。
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