MQL5コミュニティで無料のMT5 EAを探してみる

MT5
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MT5コミュニティならMT5のEAも見つかる

メタトレーダー5が登場してから既に6年以上もたつわけですが、いまだに普及しそうな気配すら感じられません(^^;)

国内のブローカーはすべてMT4なので特にそう感じられるのかもしれませんが、海外からも盛り上がっているという話もあまり聞かないのできっとそう言う事なのでしょう。外為ファイネストあたりがMT5を採用してくれると個人的には非常にありがたいのですが。

当サイトでもMT5関連の記事やフリーEAの配布などを行っているのですが、アクセスが少なくて閑古鳥が鳴いています(笑)

当サイトのMT5関連記事

正直言って最近のMT4はかなりMT5に寄せてきている感じがするので、MT4とMT5を同時に起ち上げているとどっちがどっちだかわからなくなることがあります。以前だったら絶対そんなことはなかったのですが、ツールバーのアイコンとかも似てきているので同時使用中は注意が必要です。

このままMT4をどんどんMT5に近づけていき、名前だけをそっとMT5に変えてしまえばいいのではないだろうかと思うのですが…

こんな状況ですからMT5のEAを探そうと思っても国内ではまず見つけることが出来ません。MT5のシグナルインジケーターなら、fx-onでも取り扱っているようですが、国内にMT5のブローカーがない現状では金融庁の絡みもあり大々的に取り扱うことは出来ないのでしょうね。

困ったときは海外サイト、というわけでこんな時に一番役に立つMQL5コミュニティに行ってみることにします。(ForexTSDが消えていてショックだったw)

MQL5マーケット: エキスパート
MetaTrader 5とMetaTrader 4のためのアプリのマーケット

いやー、充実しすぎでしょ、これ。

これだけあるとしばらくは楽しめそうです。こうなると問題は使えそうなEAがあるかどうかということですね。

EA作成のアイデアをもらえる場所

MQL5コミュニティで公開されているEAはなかなか興味深いものが多いですね。パッと見で気になったのが「Fibonacci Retracement Trader(フィボナッチリトレースメントトレーダー)」というEAです。

Fibonacci Retracement Trader

このエキスパートアドバイザーは、フィボナッチレベルを取引する戦略を使用します。グリッドを配置するための基礎として、EAはZigZagインジケータ(標準MetaTraderに含まれています)を使用します。

まず、EAがトレンド方向を決定しますが、これを行うには、ダウの理論によれば、それはジグザグの最後の2つのハイと最後の2つのローを使用します。

最後のHighが前回よりも高く、前回のLowが前回よりも高い場合、EAはトレンドを昇順と見なします。
最後のHighが前回よりも低く、前回のLowが前回よりも低い場合、EAはトレンドを降順とみなします。
前回の高値が前回より高く(低い)、前回の低値が前回よりも低い(高い)場合、EAはトレンドをフラットと見なして取引しません。
トレンド評価:トレンドアップ、トレンドダウン、フラットに対応するメッセージが左上隅に表示されます。

フィボナッチグリッドはトレンドに沿ってのみ構築されています。価格が上昇トレンドで低い値または高い値を引き出す場合、EAはグリッドを削除します。同様に、EAはグリッドを削除しますが、価格は下降トレンドで高値または高値を引きますか?

グリッドが構築されると、EAは是正措置の価格の動きがトレンドと反対の方向にレベルの1つと交差するのを待ちます。バーはレベルの外側で閉じなければなりません(クロスバー)。将来価格が逆転し、その後のバーの1つがレベルの前に再び閉じると(トリガーバー)、EAはブレークアウトの反対方向、つまりトレンド方向に取引を開きます。

EAはストップロスを利用して利益を得る。ストップロスは、トリガーバーのLow(買いの場合)またはHigh(売りの場合)の後のユーザー定義の距離に配置されます。テイクプロフィットはフィボナッチエクスパンションレベルとしてユーザーによって設定されます。

また、次のパラメータを調整することもできます。

ZigZag Depth – ZigZagインジケータのパラメータ
ZigZag Deviation – ZigZagインジケータのパラメータ
ZigZag BackStep – ZigZagインジケータのパラメータ
Trade volume – トレードするロット
Stop-loss level (points) – トリガーバーまでのストップロスの距離
Take profit at FIBO extension – フィボナッチエクスパンションでのテイクプロフィット
Trend precision (points) – EAがトレンドを決定する後続の高値とその後の最低値との間の最小距離
Fibo levels colors – フィボナッチグリッドレベルの色

このEAで面白いなと思ったのがZigZagというインジケーターをトレンドの判断に使用しているという点です。今までZigZagというインジケーターをEA作成に利用したことがなかったので新鮮に感じました。正直に行ってしまうとZigZagをチャートに表示させたことなんか2~3回しかないかもしれません。当時はどうやって使っていいかわからなかったんですよね(^^;)

ZigZagについてもう少し勉強しないといけないですね。

このFibonacci Retracement TraderというEAはバックテストを見ると取引量も多そうなので、ZigZag以外のインジケーターを組み合わせることで大化けする可能性もありそうです。

こんな感じでMQLコミュニティを見ているだけでアイデアが沸いてくるのですが、いいEAを見つけるのはかなり難しそうです。

なんといっても、フォワードテスト結果を計測していないのでEAを成績順に並べることが出来ないという致命的な欠点があります。この辺は(ゴゴジャン)fx-onやテラスなどのMT4のEAを取り扱っている販売サイトに大きく劣っているところです。

いちおう人気順にソート出来たり、トレード戦略や価格でフィルタリングすることは出来るのですが、これだけ多くのEAがあるのにこの程度の検索機能では貧弱すぎますね。

とりあえず人気のあるEAで無料のものをダウンロードしてバックテストするか、有料でもデモバージョンが用意されているものもあるのでとりあえず試してみるなどして、探していくしかないでしょう。

いいEAを見つけるのは大変そうですが、これだけMT5のEAがゴロゴロしているのはここだけなので暇な時にでも覗いてみると面白いかもしれませんね。

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