前回の記事でMT5用のシグナルインディケーターを作っていたらちょっと閃いたことがあったのでEA化してみました。前回作成したインディケーターは+DIと-DIのクロスでシグナルを出していましたが、クロスだと若干タイミングがズレるような気がしたのでエントリーは別の方法に変更しています。
MT5でEAを作ることのメリットは最適化する時にマルチスレッドで動作するのでCPUの性能をフルに使うことが出来るという点です。バックテストは一つのスレッドだけしか使わないのですが、最適化の時には同時に複数のバックテストを処理することが出来るので作業時間の短縮が見込めるというわけです。
MT5で最適化して見込みのあるEAだったらロジックをMT4に落とし込めばいいし、見込みがなさそうだったらそのままお払い箱にしてしまえばいいのです。MT5とMT4用のEAを作らなくてはならないので2度手間なのですが、見込みのありそうなロジックなんて滅多に出来ないので恐らく苦にならないことでしょう(^_^;)
そんなわけでADXに大いなるロマンを感じながらEAを作ってみました。トレンド系のインディケーターなので動きのいいポンド円に合いそうですね。EAを作る時にいつも苦労するのが決済をどうするかなのですが、安易にトレイリングストップで追いかけてみることにしましょうか。トレンドが発生したらちょっとだけ距離を置いて付いていくなんて健気でいいじゃないですか
最適化してバックテストした結果は以下のとおりです。ポンド円の1時間足チャートを使用しています。FXで自動売買システムを作る時にまず試すのがポンド円なのですが、恐らくドル円でもいけそうな気がします。外国為替ではこの2つの通貨ペアがお気に入りですね。
さすがにADXのみのロジックだけあってフォワードテストしたくなるような結果ではありませんが、ADXの可能性をなんとなくですが感じとることが出来ますよね。EAつくーるでも簡単に作成できるので次回の記事で作成してみることにします。
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