逆張りの王道? MT4用AF-BigTrad EAの詳細レビュー

ゴゴジャンレビュー

資源国通貨ペアのAUD/CADを主戦場とするFC_BigTrad_WRX_Light_A/C AUD/CAD・15分足専用・逆張り複合ロジックでチャンス相場をガツガツ削り取る | GogoJungleは、相場の反転を狙うダブルロジックの逆張りEA。市場の流れに反する形でチャンスを待ち、大きな反転が来た瞬間にはガッツリと叩きます。複数のロジックが同時進行するため、時には連続して数千円単位の利益を積み上げるケースも。バックテスト結果では高い勝率とコツコツ稼ぐ姿が確認できました。実際のフォワードテストでも着実に利益を積み上げる結果が出ており、適正な資金規模とロット設定であれば、月5%前後の安定収益が狙えそうです。本記事では、BigTradの仕組みと特徴、バックテスト内容、実際のフォワードテスト結果を詳しく解説。BigTradならドル円やユーロ円よりも安定した利益が望めるのか検証していきたいと思います。

【このEAについて】

・EA名: FC_BigTrad_WRX_Light_A/C AUD/CAD・15分足専用・逆張り複合ロジックでチャンス相場をガツガツ削り取る | GogoJungle
・出品者: 鷹とら(S)
・販売開始日: 2019年4月11日 15時02分
・利用者数: 1名
・運用可能会社: MT4採用会社でご利用いただけます
・価格(税込): ¥30,000

AF-BigTradはオーストラリアドルとカナダドルの交差通貨ペアであるAUD/CADをメイン取引ペアとする逆張りEAです。資源国通貨同士の組み合わせということもあり、ボラティリティがそれほど高くないのが特徴です。

EAの販売は2019年4月に開始されており、現在の利用者数は1名のみ。運用に必要なのはMT4と一定の運用資金だけで、どの国のMT4採用ブローカーでも使用可能です。税込価格は3万円と、プログラム自動売買であるEAとしてはリーズナブルな設定になっています。

【EAの説明】

AF-BigTradは相場の反転を狙ってガッツリ稼ぐスキャルピングEAです。具体的な戦略としては、大まかな流れに反する形でエントリーをし、その後の反転で利益を得る、いわゆる「逆張り」を行います。

内部的には「BigBossロジック」と「DayTradロジック」の2つのロジックが搭載されています。

BigBossロジックは市場の流れに反する形で慎重にエントリーチャンスを待ち、大きな反転が来たと判断した時には一気に複数ロットを入れて攻めるロジック。一度の反転で一発当てるのが目的です。

一方、DayTradロジックはエントリー後、トレーリングストップを使って徐々に利益を追うロジック。エントリーのタイミングを逃さず、利益を最大化する狙いがあります。

両ロジックともに逆張りが基本方針であるため、既存の流れに追随するEAとは一線を画す存在といえます。市場参加者の思い込みに反する動きを捉える狙いがあるため、高い勝率が期待できる反面、当たり外れがはっきり出やすいのも特徴的です。

作成者によると、両ロジックの組み合わせで勝率の高さを維持しつつ、利益獲得の機会を逃さない仕組みになっているとのこと。ボラティリティの比較的低いAUD/CADならではの戦略といえそうです。

【ストラテジーについて】

・通貨ペア: AUD/CAD
・取引スタイル: スキャルピング、デイトレード、スイングトレード
・最大ポジション数: 2
・運用タイプ: 複数枚運用
・最大ロット数: 2
・使用時間足: M15
・最大ストップロス: 0
・テイクプロフィット: 0
・両建て: あり
・その他ファイルの使用: なし
・特記事項: 複数ロジックが同時作動する場合、最大6~7ポジまで

AF-BigTradのメイン取引ペアはAUD/CADの15分足。取引スタイルとしてはスキャルピングを基本としつつ、デイトレード、スイングトレード的な利益追求も行う、ハイブリッドなスタイルです。

理論上の最大ポジション数は2。ただし複数のロジックが同時進行する場合、実際の最大ポジション数は6~7にまでなる可能性があるとのことです。

ストップロスとテイクプロフィットに特に固定の設定はなく、状況に応じて可変されます。両建てはロジック上はされますが、実際に両建てして長期保有されるケースはまれだそうです。

【バックテスト結果】

・ストラテジーテスターレポート名: FC_BigTrad_WRX_Light_AC_V1.0
・通貨ペア: AUDCAD (Australian Dollar vs. Canadian Dollar)
・期間: 15分足(M15) 2006.01.03 08:15 – 2017.12.31 23:30 (2006.01.01 – 2018.01.01)
・モデル: 全ティック (利用可能な最小時間枠による最も正確な方法)
・テストバー数: 291393
・モデルティック数: 167914409
・モデリング品質: 90.00%
・不整合チャートエラー: 0
・初期証拠金: 10000.00
・スプレッド: 70
・純益: 4084.49
・総利益: 4997.49
・総損失: -913.00
・プロフィットファクター: 5.47
・期待利得: 3.94
・絶対ドローダウン: 38.48
・最大ドローダウン: 386.91 (2.96%)
・相対ドローダウン: 2.96% (381.46)
・総取引数: 1036
・売りポジション(勝率%): 632 (92.88%)
・買いポジション(勝率%): 404 (93.56%)
・勝率(%): 965 (93.15%)
・負率(%): 71 (6.85%)
・最大勝トレード: 48.01
・最大敗トレード: -36.76
・平均勝トレード: 5.18
・平均敗トレード: -12.86
・最大連勝(金額): 77 (271.19)
・最大連敗(金額): 2 (-0.37)
・最大連勝(トレード数): 285.32 (50)
・最大連敗(トレード数): -36.76 (1)
・平均連勝: 15
・平均連敗: 1

【バックテスト結果の分析】

BigTradのバックテストは2006年から2017年の12年間、15分足のAUD/CADチャートを用いて行われています。

比較的厳しい条件下でのバックテスト結果を見ると、高い勝率が最大の特徴です。売りポジション、買いポジションともに9割を超える勝率を誇っており、全体の勝率も93%超。利益額こそ1トレードあたり数百円程度ですが、負けは少ない分コツコツと着実に利益が積み上がっていくイメージが見えてきます。

プロフィットファクターやリスクリターン率も高水準で、このEAならばリスクとリターンのバランスがうまくとれていることが分かります。

ドローダウンに関しては、最大で資金の約3%程度。EAの利益獲得ペースと比較すると、リスクは抑えめで安定している印象です。

【フォワードテスト結果の分析】

実際の運用結果を見てみると、着実に利益を積み上げる姿が確認できます。2年間の運用で、月率1~2%のペースで資金を増やしていく結果となっています。

この結果からは、バックテスト時の勝率の高さが実運用でも維持されていることが伺えます。ロット設定さえ適正であれば、安定した利益が期待できるEAといえそうです。

一方で最大ドローダウンが10%超と、バックテスト時よりも実際の運用はリスクが大きくなる可能性もあることもわかります。運用資金に対するロットの比率をある程度抑える等の対策が必要だと思われます。

【このEAの評価】

AF-BigTradはAUD/CADをメイン取引ペアとし、逆張りスキャルピングで利益を獲得するEAです。複数ロジックの採用により、反転時の叩き timing を逃さず、勝率と利益の両立を狙う仕組みが特徴的です。

バックテストからは高い勝率と安定的な利益獲得が確認できました。実際の運用結果でも月1~2%の利益を安定的に生み出しており、ロット設定さえ適正であれば、リスクを抑えつつコンスタントに資金を増やすことができそうです。

一方で、実運用時の最大ドローダウンが想定以上に大きくなる可能性もあり、資金に対する適正ロットの設定が重要になってきます。EAといえどもトレードではリスクがつきもの。資金面の管理を怠らないことが安定収益のカギを握ると言えそうです。

AUD/CAD・15分足専用・逆張り複合ロジックでチャンス相場をガツガツ削り取るAUD/CAD・15分足専用・逆張り複合ロジックでチャンス相場をガツガツ削り取る | GogoJungle

FC_BigTrad_WRX_Light_A/C AUD/CAD・15分足専用・逆張り複合ロジックでチャンス相場をガツガツ削り取る | GogoJungle

 

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