ストップロス50pipsの低ドローダウンのMT4 EA FOREX RANGE FREAK EURUSD

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FOREX RANGE FREAK EURUSDはストップロス50pipsのスキャルピングEA

FOREX RANGE FREAK EURUSDはストップロスを50pipsに設定したスキャルピングEAです。50pipsというストップロスの設定を見と一昔前に流行ったオーソドックスなスキャルピング手法を思い出してしまいます。

EA_Sharkに代表される当時のスキャルピングEAたちは今頃どうしているのでしょうか(^^;)

トレードする通貨ペアがユーロドルということでスプレッドや流動性という点でのメリットは大きく、ブローカーの選択肢が多くなるという点は魅力的です。

1分足のシングルポジションEAなので一回のトレードでの損失は限定されており、初心者でも資金管理に苦労することはなさそうです。

50pipsのストップロスに到達する前でもEAが判断したタイミングで損切りをするなので、低ドローダウンが期待できそうです。一方、テイクプロフィットは設定せずに利確のタイミングはEAが内部ロジックにより判断します。

以上のことから損切りはなるべく小さく、利確は出来るだけ大きくというロジックの基本的な考え方が見えてきます。

このようなオーソドックスな考え方のEAは個人的には大好物です(笑)

FOREX RANGE FREAK EURUSDはどんなEA?

まずは簡単にEAの概要を見ていきましょう。

  • 通貨ペア:EUR/USD(ユーロドル)
  • 取引スタイル:スキャルピング、デイトレード
  • 最大ポジション数:1
  • 運用タイプ:1枚運用
  • 最大ロット数:1(変更可能)
  • 使用時間足:1分足
  • 最大ストップロス:50pips(ロジックにより最適なタイミングでの損切りを試みる)
  • テイクプロフィット:0(ロジックにより最適なタイミングでの利確を試みる)
  • 両建て:なし

どこからどう見てもユーロドルのスキャルピングシステムですね。

バックテスト期間は2007.01.01から2018.07.31と11年7か月もあるので、スキャルピングEAの検証期間としては十分だと思います。

最大ポジション数が1なので最近の」スキャルピングEAに比べると物足りなさを覚えますが、それだけトレード回数が多いということなのでしょう。

ということでトレード回数をチェックしてみるとバックテスト期間中の総トレード回数は4413回となっており、1か月あたりに換算すると約31回になります。1日に一回以上はトレードする感じなので、シングルポジションのEAとしては悪くはありません。

バックテスト期間中の総獲得pipsは16,169.5pipsであり、月平均では100pipsを余裕で超えていくので、お小遣い稼ぎにはちょうどいい感じでしょうか。

しかし、バックテスト結果はあくまで月平均で100pips以上稼げるという過去の検証結果に過ぎませんので、ヌカ喜びは禁物です。

ここでバックテストでの収益曲線を見てみることにしましょう。

 非常に綺麗な右肩上がりのカーブを描いています。所々にドローダウンも見受けられますが、最大でも500pips以内に収まっているので低ドローダウンのEAと言えるのではないかと思います。

収益曲線で気をつけて欲しいのが横軸がトレード回数になっていることです。トレード回数ベースではキレイな右肩上がりを描いていたのですが、実は時間ベースで見ると最近になってきて収益曲線の傾きが鈍化してきているのがわかると思います。

2008年から2012年までの間に12,000pipsを稼ぎ出すという驚異のパフォーマンスを見せています。しかし、それ以降は期間が長いにも関わらず4,000pips程度の利益しかあげられていません。

このような傾向からこのEAはリーマンショックのような荒れ相場で本領を発揮しつつもあまり動かない相場でもそれなりに稼いでくれるEAだということがわかります。

これは悪いことではなく利益の減少に伴ってドローダウンも低減されているので資金管理の面で一工夫すればパフォーマンスを維持することは出来るのではないか思います。

フォワードテスト結果は?

バックテストを見た感じではどんな相場でもある程度の勝ちは期待できそうなのでフォワードテストの結果にも期待がかかります。

さっそくフォワードテストのグラフを見てみましょう。

全体的には右肩上がりで含み損の少ない安心できる曲線を描いています。しかし、直近のトレードではドローダウンが発生しているので、今後このドローダウンからどのように回復していくのか興味深いところです。

月毎の成績を見ると平均で21pipsほどとちょっと寂しげな結果となっているので、年明けから相場が活発に動くことを期待しましょう。

同シリーズのFOREX RANGE FREAK USDJPYは絶好中

開発者のFOREX NEXTさんはFOREX RANGE FREAK EURUSDと同様のロジックのFOREX RANGE FREAK USDJPYというEAも公開しています。

こちらもストップロス50pipsのスキャルピングEAですが好調を維持しています。注目してほしいのは最大ドローダウン9,030円という数値です。このドローダウンから見事回復して現在に至っているわけですね。

一方のFOREX RANGE FREAK EURUSDの最大ドローダウンも現時点では11,050円なので数値的には非常に近いですね。ということはFOREX RANGE FREAK USDJPYのように今後見事に復活するのではないかという密かな期待が(笑)

まあ、今後の推移を見守っていくことにしましょう

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