一目均衡表でEAを作るとパフォーマンスの良いものが出来ることが多く、転換線と基準線のクロスだけでも相当なポテンシャルを秘めていると感じることがしばしばあります。
一目均衡表の読み方は非常に奥が深いので私ごときでは解読するのは不可能なのですが、EAのロジックと使おうと思った場合には非常にわかりやすく移動平均線と似たように扱えるところが魅力的です。
移動平均線クロスと基準線と転換線のクロスは似たような感覚で扱えますし、転換線や基準線の向きにより向かおうとする方向を推定できるところも移動平均線と似ています。
さらに先行スパンAとBで構成される雲はエントリーシグナルにもトレンドフィルターにも使用できる優れものです。
遅行スパンに至っては期間1の移動平均線を後方にシフトさせたものと一致します。
一目均衡表で相場を分析することは深い知識と経験が必要ですが、EAに使用する場合にはそれほど身構えずに移動平均線と似たようなインジケーターとして使用した方がいいかもしれませんね。
今回作成したのは転換線と基準線のクロスにトレンドフィルターを追加したものです。トレンドフィルターは何を使ってもいいと思いますが、無難なのは移動平均線を使用したものでしょうか。
せっかく転換線と基準線のクロスを使っているので一目均衡表の雲でトレンドを判断するのも悪くないアイデアかもしれませんね。
今回はトレンドフィルターとして一目均衡表の雲を使ってみました。
ドル円1時間足で最適化してみるとこんな感じです。過剰に最適化しているのでフォワードテストするとボロが出そうですが、一目均衡表だけでも結構遊べそうですね。
Strategy Tester Reportのパラメーターを見るともはや一目均衡表のオリジナルの面影はありません(^^;)
チャートを分析する時にはオリジナルの数値を大切にしたいのですが、EA化する時には数多くあるインジケーターの一つに過ぎないという軽い気持ちで付き合っていった方が良さそうです。
EAファイルは以下のリンクからダウンロード出来ます。トレンドフィルターを使いたいときはTrend_Filterをtrueに変更してください。
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