旧き良き時代のEA
MT4が登場してから5~6年くらいの間はブローカーのEAに対する対策も甘かったのか、勝てるEAを作りやすかった時代だったような気がします。アジア時間スキャルピングEAなどは今でも通貨ペアやブローカーを厳選すれば勝てるのかもしれませんが、当時はどこのブローカーで使っても簡単に勝てる時代でした。
5分足のボリンジャーバンドの逆張りエントリーのEAを作ってアジア時間早朝に動かしていればよほど設定を欲張らなければ誰でも勝てる時代だったのです。そうした良き時代の終わりの頃にはfx-onにもピップバズーカのような人気EAも登場していました。
さてそんな時代に人気のあったEAの中にユーロドルでのスキャルピングEAというものがありました。
有名なのはEA SHARKという海外製のEAで国産ではFOREX REVOLUTIONというEAがありました。
ストップロスを40~50pips、テイクプロフィットを10pips以下に設定した所謂損大利小タイプのEAで、悪く言えばコツコツドカーンというやつですね。
当時は類似のEAが氾濫しており、ひどいものになると10pipsのTPに対してSLを250pipsというとんでもなく深い位置に設定してありました。これで勝率100%を謳っていたのですからかなりヤバいですよね。
さらにナンピンマーチンゲールを併用していたり当時はなんでもありだったような…
2007年以前のMT4のヒストリカルデータもかなりいい加減だったので、バックテストデータが良い割にリアルで動かすとパッとしないEAも多かったのですが、そんなEAの中でもEA SHARKはかなりまともな方だったのではないかと思います。
懐かしいなあ。
EA SHARKっぽいユーロドル用のスキャルピングEAを作ってみる
実はEA SHARKのロジックは今では通用しなくなっているのですが、私の自作EAの第一弾はこのEA SHARKのパフォーマンスを目指したものだったので久しぶりに再現してみたいと思います。EAファイル自体は失ってしまったのですが、ロジックはしっかりと覚えているので簡単に復刻版を作ることが出来ます。
当時は確定足でのエントリーではなく、Tickデータでエントリーしていたのでバックテストの結果と実運用の結果がえらくかけ離れたものになってしまったという記憶が蘇ってきました(-_-;)
今回作成するEAは「全ティック」モードと「始値のみ」モードでバックテスト出来るように切り替えスイッチを付けておきました。
2007年から5年間のバックテスト
さすがにパラメータは忘れてしまったので当時作成したものを完全に復刻することは無理ですが、かなり近いものが出来たような気がします。
ええ、最近すっかり調子が悪いようです(T_T)
2007年から5年間のバックテスト結果は素晴らしいのですが、問題はこの後の期間です。徐々に負け始めて使い続けるのを諦めざるを得ませんでした(T_T)
パラメータを変更すればもう少しいい成績になるかもしれませんが、ならないかもしれません(笑)
ネタEAですが使いたい方がいらっしゃればコメントいただければアップしておきます。
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