MACDを使ったトレード戦略をMT4のEAで作ってみた

EA
StockSnap / Pixabay

MT4のMACDってトレンド系インジケーターじゃないの?

FXの初心者が最初に覚えるインジケーターって移動平均線だと思うのですが、その次に覚えるのってたぶんストキャスティクスかMACDだと思うんです。もしくはRSIあたりのオシレーター系のインジケータ辺りでしょうかね。

とりあえずトレンドは移動平均線でチェックして、エントリーのタイミングをオシレーターで測れよ!ということなのだと思いますが、結構これが理にかなっているんですよね。特に移動平均線とRSIの組み合わせは結構好きなんですよね。かなり自分のイメージ通りのトレードをするEAが作れるので、本気のEAを作るときにはこの二つのテクニカル指標は外すことが出来ません。

一方、MACDを移動平均線と組み合わせて使うことはほとんどありません。なぜかというと自分の中ではMACDはオシレーター系のインジケーターではなくトレンド系のインジケーターだからなんです。ダイバージェンスとか見るとき以外はトレンドの発生の有無をチェックするために使うことが多いので移動平均線とほぼ役割がかぶってしまうのです。

だからといってMACDがエントリーシグナルを出せないというわけではありません。MACDにはMACDラインとシグナルラインの2本の線があるので、この2本の交差をトリガーにしてエントリーするという戦略は十分にアリだと思うのです。

そんなわけで今回はMACDのEAを作成してみたいと思います。

MACDとシグナルラインのクロスでエントリーするMT4 EA

ロジック的には非常にシンプルでMACDラインがシグナルラインを下から上に抜けていったらロングエントリー、逆に上から下に抜けていったらショートエントリーという感じです。

デフォルトのパラメーターでバックテストするとこんな感じです。最近はEAのバックテストにはドル円しか使っていませんが、本当はポンド円の方が好きですw

 

デフォルトでも11年間のバックテストで2700pipsくらいしかマイナスにならないんですね。MACDって結構いいかもしれません。

しかし、さすがにこれだと残念な記事になってしまうので、トレンドフィルターとして一目均衡表を追加してみたいと思います。

若干よくなったようですが、ほとんど変わり映えしないですね(-_-;)

とりあえず軽く最適化してみましょう。

なんだかよく見るMACDのパラメータとはかけ離れた数値になってしまいましたね。

最適化すると結構いいカーブを描いてくれるのですが、この結果を鵜呑みにしていきなるリアルで使ってしまうと落とし穴にはまるので気を付けた方がいいと思います(笑)

トレンドフィルターと組み合わせることでMACDもエントリーシグナルとしての役割を果たせるということが確認できただけで良しとすることにします。

それにしても一目均衡表はトレンドに強いなあ。

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