豪ドル円をトレード対象としたマーチンゲールEA
六韜三略 AUDJPYは豪ドル円をトレード対象としたナンピンマーチンゲールEAです。ストップロスは設定せずにテイクプロフィットで決済していくタイプのEAで、逆光視野場合はロット操作を行いながら4回ほどナンピンします。
ナンピンマーチンゲールEAによくある一直線の資産曲線を描いており相場状況によってはかなりハイパフォーマンスなEAといっても良いのではないでしょうか。
通貨ペア:AUD/JPY
取引スタイル:デイトレード、スイングトレード、ポジショントレード
最大ポジション数:5(状況により変動)
運用タイプ:複数枚運用
最大ロット数:1(状況により変動)
使用時間足:5分足
最大ストップロス:ストップロスなし
テイクプロフィット:340pips
両建て:なし
最大ポジション数は5なのでマーチンゲールEAとしては少ない方と言ってもいいでしょう。ナンピン時のロットの増え方は以下の通りです。
0.1ロット
0.15ロット
0.23ロット
0.34ロット
0.51ロット
5ポジションを同時に保有した場合でも合計ロット数は1..33なのでマーチンゲールEAにしてはマイルな設定です。
バックテスト結果
バックテストを見るとこのEAの特性がよくわかるのではないかと思います。
まずはこの収益曲線。
綺麗な右肩上がりの直線になっているので一見安定したパフォーマンスのEAであるように見えます。
しかし純益9071.31ドルに対して最大ドローダウンが4473.39ドルという数字なので収益曲線ほど安定したEAではないことがわかります。
バックテスト期間は2017.07.01から2018.07.31までと約1年間しか検証していないのも気になりますね。
と思ったら2008年~2017年までの10年間のバックテスト結果も掲載されていました(^_^;)
収益曲線の最後がガクンと落ち込んでいるのがいかにもナンピンマーチンゲールらしいですね。10年間で300万円ほどの利益が出ていますが、ドローダウンは350万円を超えていますから資金管理が重要なEAだということがわかります。
フォワードテストは絶好調
バックテストを見る限りかなりリスキーなEAなのですが、フォワードテストの方は現時点では絶好調です。
若干含み損を抱えている期間もありますが、マーチンゲールEAとしては十分許容範囲内と言えるのではないでしょうか。1月から4月までのフォワードテスト期間の中でマイナスになった月はまだありません。
EAの特性がわかっている人以外は使わない方が無難
六韜三略 AUDJPYは非常にハイパフォーマンスなEAです。このEAの特性を理解している人にとっては最上級のおもちゃになることは間違いありません。もし自分でこのEAを運用するとしたらゼロカットの海外ブローカーに口座を開設して運用すると思います。目標額に達したら出金しそこから再スタートするということを繰り返していれば含み損を抱えていてもそれほどドキドキしないはずです(笑)
割り切った運用ができる人にとって六韜三略 AUDJPYはとても面白いEAなのです。
一方で最近EAでの自動売買をスタートした人にとってはこのEAは非常に危険です。潤沢な資金が口座に入っていれば含み損にも耐えられますが、口座資金が少ない場合はすぐにロスカットになってしまう可能性があります。資金管理が出来るようにならないとこのEAを使いこなすことは難しいでしょう。
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