相場の状況によってロジックを切り替えるマルチロジックEA「インテリジェントスナイパーGJ1_TypeA」

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全ての相場に適応するロジックを考えるのは難しい

為替相場は常に変化していくので一つのロジックで対応するのは非常に困難です。FXでは去年通用していたロジックが今年は全く通じなくなるということは良くあることなのです。

しかし中には相場の癖をうまく捉えて常に好成績をキープしているEAも存在しています。ゴゴジャンのEAの中にも何年にも及び右肩上がりをキープしているEAがありますが、開発者のセンスが良ければ相場の状況に影響を受けずに成績を残せるEAが作れるんですね。

しかしこのような普遍的なロジックを考え出すことはなかなか難しく多くのEAが相場から脱落していくのが現状です。

インテリジェントスナイパーGJ1_TypeAは相場の状況を判断しロジックを切り替える

単一ロジックでは相場の状況に対応することが難しいと潔く諦めてしまったEAがあります(笑)

インテリジェントスナイパーGJ1_TypeAは複数のロジックを搭載し相場の状況に応じて切り替えることで相場に対応しようとしています。

なかなか素晴らしい発想なのですが、目新しいロジックではなく過去にも相場の状況によりロジックを切り替えるEAは存在していました。

インテリジェントスナイパーの特徴はきめ細かくロジックを切り替えることで相場の状況が変化していく過渡期にも対応できるという点です。その結果ドローダウンの期間が短くなり初心者でも扱いやすいEAになっています。

EAの概要

インテリジェントスナイパーGU1_TypeAの概要は以下のとおりです。

通貨ペア:ポンド円(GBP/JPY)
取引スタイル:ポジショントレード、スイングトレード
最大ポジション数:10
運用タイプ:複数枚運用
最大ロット数:0.02(EAのパラメータで変更可能)
使用時間足:1時間足(H1)
最大ストップロス:95pips
テイクプロフィット:274pips(173~274pips)
両建て:あり

動きが大きくトレードに向いているポンド円の1時間足チャートを使用しています。最大ストップロスは95pips、テイクプロフィットは173~274pipsとなっており損失を限定し利を伸ばしていこうという損小利大的なセッティングを採用しています。

最大ポジション数は10ですが相場状況によりロジックを選択しているので同時に10ポジションを持つことは稀でしょう。

各ロジックは独立しているので両建ての状態になることも多くトレンドの変わり目やレンジ相場ではイライラしそうです(笑)

バックテスト

インテリジェントスナイパーGJ1_TypeAのバックテストを見ると1時間足のEAにしてはトレード回数が多いことに気づくと思います。スイングトレードがメインになるのでポジション保有期間が長いのですが複数ロジックが同時に動いているおかげで1日あたり一回程度のトレード数は確保出来ているようです。

トレードロットはデフォルト設定では0.02ロットなので非常に低リスクな運用が可能です。約12年間のバックテストでは純益が14824.07ドルとなっており、年平均で100ドル程度の利益は確保できているようです。

特筆すべきなのは最大ドローダウンでなんと170.34ドルという低い数値を達成しています。

相場状況によりロジックを切り替えていることと、両建てによるヘッジ効果の相乗効果がこの低ドローダウンを生んでいるのでしょうね。

勝率は30%台と非常に低い数値となっています。トレンド系のEAなので仕方のないところではありますが、スキャルピングEAの勝率に慣れてしまった人は負けが多いことにびっくりしてしまうかもしれません(笑)

フォワートテスト

フォワードテストは現時点では好調のようです。

このEAの特徴は含み益が先行していることでしょう。基本的に大きな利益を狙っているので細かく利確しないことが影響しているのかもしれません。またどんどん損切りを行っていくので含み損のポジションが少ないということも理由の一つとして挙げられるでしょう。

パラメーターで弄れるところは少ない初心者向けの設定

インテリジェントスナイパーGJ1のパラメーターで変更可能なのはロット、マジックナンバー、スプレッドフィルター、スリッペイジしかありません。カスタマイズしたいEAトレーダーにとってはちょっと物足りない仕様ですね(^_^;)

しかしFXを始めたばかりの初心者トレーダーにとっては設定を何も弄らずに使えるのは朗報ですね。基本的にはEA内部のロジックが全てを行ってくれるので、MT4のチャートにEAをセットしてしまえばあとは何もする必要がありません。

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