MT4 Hyper Booster AUDNZD: 長期運用に適した安定収益を目指すスキャルピングEA

ゴゴジャンレビュー


AUDNZDのスキャルピングEA「Hyper Booster AUDNZD」は、開発者自身が実際に運用しているEAです。運用実績から見て、安定した収益が期待できるのか、長期運用に向いているのかを解説します。

このEAは開発者が自らの運用のために作成したEAで、肝心の実運用での収支は黒字化していることが大きな魅力です。AUDNZDという安定感のある通貨ペアを逆張りするスキャルピングEAは多いのですが、稼働率や実際の運用成績が不明確な場合が多くあります。Hyper Booster AUDNZDは開発者の運用実績が公開されており、実際に利益を生み出しているイメージのEAです。複数のブーストモードを搭載しており、取引スタイルに合わせて設定できるのも魅力的。あくまで開発者ご自身の利益目的で作成されたという開発コンセプトが伝わってくるEAといえます。

【このEAについて】

・EA名:Hyper Booster AUDNZD
・出品者:i-trade
・販売開始日:2020年5月29日
・利用者数: 279名
・運用可能会社:MT4採用会社でご利用いただけます
・価格(税込):18,000円

Hyper Booster AUDNZDは、開発者自身の運用目的で作成されたEAです。AUDNZDという安定したレンジ相場の通貨ペアをターゲットに、移動平均を利用したシンプルな逆張りロジックのスキャルピングEAとなっています。1日に数回の頻度で短期間の決済を行うスタイルで、深追いせず早期決済するのが特徴です。またエントリー頻度を調整できる3つのモードを用意しており、Liteモード、Middleモード、Highモードの中から選択可能です。

【EAの説明】

Hyper Booster AUDNZDは、開発者自身の実際の運用目的で作成されたEAです。そのため、長期運用で確実に利益を生み出すことを重視したEA設計となっています。具体的には以下の3点に特徴があります。

1日にある程度の回数取引を行うこと。取引頻度が少ないと結果に偏りが生じます。試行回数を増やすことで偏りを排除し、収益アップを狙います。

2長時間大きな含み損を抱えないこと。勝率優先のEAでは大きな含み損を長期にわたり抱えるケースがあります。本EAはある程度の損失は許容して早期決済する設計です。

3日々の取引でプラスが継続すること。EAは相場環境によってはマイナスになる期間もありますが、最低でも±ゼロを狙ったチューニングがなされています。

この3点を実現するため、取引頻度を調整できる3つのモードを用意しているのが大きな特徴です。

【ストラテジーについて】
・通貨ペア:AUD/NZD
・取引スタイル:スキャルピング
・最大ポジション数:1
・運用タイプ:1枚運用
・最大ロット数:1
・使用時間足:M1
・最大ストップロス:パラメータで設定
・テイクプロフィット:パラメータで設定
・両建て:なし
・その他ファイルの使用:なし
・特記事項:なし

AUDNZDというレンジ相場が発生しやすい通貨ペアを逆張りするスキャルピングEA。移動平均を用いたシンプルなロジックで、1日数回の頻度でエントリーを行う。エントリー頻度を調整できる3つのモードを用意。TPとSLはパラメータで調整可能。1ポジショントレードの安全設計。

【バックテスト結果】
・ストラテジーテスターレポート名:Hyper_ Booster_AUDNZD_ver4.0
・通貨ペア:AUDNZD
・期間:2010.01.01 – 2020.08.31
・モデル:全ティック
・テストバー数:3,983,324
・モデルティック数:196,335,593
・モデリング品質:99.90%
・不整合チャートエラー:0
・初期証拠金:350,000円
・スプレッド:変動
・純益:5,417,748円
・総利益:33,092,769円
・総損失:-27,675,021円
・プロフィットファクター:1.20
・期待利得:687円
・絶対ドローダウン:9,089円
・最大ドローダウン:453,362円
・相対ドローダウン:30.05%
・総取引数:7,886
・売りポジション(勝率%):4,300 (61.44%)
・買いポジション(勝率%):3,586 (62.83%)
・勝率(%):62.07%
・負率(%):37.93%

2010年から2020年の10年間のバックテスト結果。AUDNZDの1分足を使用し、純益は540万円超と大きなプラス。勝率も6割を超えている。最大ドローダウンは45万円程度と許容範囲内に収まっている。プロフィットファクターも1.2と高く、バックテスト結果からは長期運用に耐えうる成績が確認できます。

売買分析を見ると、平均利益が6,760円に対し、平均損失は9,252円となっており、利益の方が大きめに取れていることが分かります。連勝・連敗の回数からは、利益取りを早めに行う傾向がうかがえ、大きな連敗にはなりにくい設計と思われます。

【バックテスト結果の分析】

・概要

10年間の長期バックテストで、AUDNZDの1分足を使い5400万円近い純益を生み出しています。勝率も6割を超えており、最大ドローダウンも許容範囲内に収まる非常に良好な結果が出ているようです。

・分析

平均利益が平均損失を上回っており、利益はある程度大きめに取れる設計になっていると分かります。連勝・連敗の回数からは利益を早めに取る傾向があり、大きな連敗は起こりにくそうです。

・評価

10年間の長期バックテストから、レンジ相場が続くAUDNZDで安定した利益を生み出すことができるEAだと評価できます。勝率、収益性共に高く、最大ドローダウンも許容範囲なので、実運用に耐えられるデータが得られているようです。

・まとめ

長期のバックテスト結果が非常に良好で、レンジ相場下での逆張りEAとして高いポテンシャルを秘めているといえます。実運用データがある程度蓄積されれば、さらに信頼性は増すでしょう。

【フォワードテスト結果の分析】

・概要

実際のフォワードテストでも323,468円の利益となっており、バックテスト通りの結果が出ています。
勝率は6割を超え、最大ドローダウンは許容範囲内の16%程度にとどまっています。

・分析

利益と損失の平均値を見ると、こちらも利益の方が大きく取れている。バックテスト同様、利益をある程度大きく取りやすい設計となっていることがうかがえます。

・評価

フォワードテストの結果からも、レンジ相場下のAUDNZDで安定した利益が期待できそうだ。バックテストの結果と整合性が取れており、実運用に耐えうる安定感のあるEAと評価できます。

・まとめ

フォワードテストでの実績がバックテスト結果と矛盾なく、むしろそれを裏付けるデータが得られました。今後さらにサンプル数が増えていけば、本EAの強みがより明確になるはずです。

【このEAの評価】

Hyper Booster AUDNZDは、開発者自身の実運用目的で作られたEAであることから、実利益を重視した設計思想がうかがえます。その設計思想通り、10年間の長期バックテストでは5400万円近い粗利益を生み出すことができています。

勝率も6割を超えており、平均的に見れば利益をある程度大きく取れる設計となっています。連勝・連敗の特徴からは利益を早めに取る傾向が見て取れ、これにより最大ドローダウンを抑えられていると考えられます。

フォワードテストでの実績もバックテスト結果と矛盾なく、むしろそれを裏付けるデータが得られています。実運用での実績があることで、このEAの安定感はさらに増すでしょう。

レンジ相場が続くAUDNZDを対象に、移動平均を用いたシンプルなロジックで安定収益をねらうスキャルピングEAとして、結果を出していると評価できます。

実運用データが蓄積されれば蓄積されるほどこのEAの強みが明確になると考えられ、中長期の運用に耐えうるEAだと結論づけられます。EAの運用目的と手法が明確で、テスト結果もそれを裏付けている稀有なEAといえるでしょう。

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Hyper Booster AUDNZD安定通貨ペアAUD/NZDの逆張りスキャルピングEA | GogoJungle

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