初心者がEAを探すならゴゴジャンを覗いてみればすぐ見つかる
私がMT4を始めた頃は国内でMT4を使える業者もなく、SNS(懐かしのmixi)で知り合った海外在住のトレーダーに口座開設の手助けをしてもらっていました。EAを販売しているサイトも少なく、ForexTSDに投稿されていたEAをトレーダー仲間が知恵を出し合って改良して使っている状況でした。
そんな状況の中で自動売買をしていたなんて今考えると恐ろしいですね^^;
ナンピン・マーチンゲールEAの怖さを知らずに口座を飛ばしたことは何回もあります。←学習能力ゼロw
なにしろMT4のバックテストの収益曲線でしかEAを判断していなかったので、バックテスト詐欺にすぐに引っかかってしまういいカモだったのです(T_T)
当時のEA販売者の中にはバックテストでドローダウンする部分のトレードを回避するために、フィルターを使って当該日にトレードをしないように細工している酷い輩もいました(笑)
EAではかなり痛い目にあってきたのですがなんとか自己破産せずに今日に至っているのは仲間に恵まれていたからかもしれません。当時はFX取引をやっていることを話すと色物でもみるような目で見られたものです。だからこそ数少ないFX仲間の間にはお互いを助け合おうという意識が強かったのでしょうね。
現在は、当時よりも格段にSNSが普及しているのでFX仲間を見つけることに苦労することはないと思います。しかし、一昔前に流行ったオプザイルのようなSNSを利用したバイナリーオプション詐欺のことを考えると信頼できる仲間を見つけるのは意外と難しいのかもしれないですね。
twitterなどのSNSで情報を得るのもいいのですが、現在はFXのポータルサイト的なものがいくつもあるのでそちらを利用するのも一つの方法です。FXの総合的な情報サイト、自動売買に特化したサイトなどいくつかあるのですが、EA初心者ならゴゴジャンがオススメです。
ゴゴジャンのサイトのシステムトレードのカテゴリーには数千種類のEAが用意されています。販売中の全てのEAはフォワードテストが公開されているので、安心してEAを選ぶことが出来ます。
何を選んでいいかわからないときはとりあえず売れているEAの中から良さそうなものを選んで購入すればいいのです。
売れているからといって良いEAとは限らない
ゴゴジャンのシステムトレードのページを見ると人気商品が1位から30位までランキング形式で表示されています。この人気商品ランキングは何も予備知識を持たない初心者にとっては非常にありがたい機能です。
左側にグラフが表示されており現在のEAの調子がわかるという点でも見やすいランキングだと思います。売れているのには訳があるでしょうから、この人気商品の中から選べばEA選びを間違えて損失を出す可能性は限りなく低くなるでしょう。
え?でも本当にそれで大丈夫?
実はこのランキングで表示されているグラフは確定した収益が表示されているに過ぎません。途中でどのようなトレードをした上でこの収益曲線を描いたのかということをもう少し深く知る必要があるのです。
例えば少し前まで常に人気商品ランキングの上位にいたユーロエーンEURJPYというEAを見てみましょう。
非常に綺麗な収益曲線を描いていて今すぐにでもポチりたい衝動にかられてしまいます。多少の凸凹はありますが、十分許容範囲内であるといっていいでしょう。
気に入ったので詳細のページに移動します。
ゴゴジャンではEAごとにフォワードテストを実施しており、詳細ページで見ることが出来ます。
2018年9月から2019年1月までのフォワードテストのグラフが確認できますが、非常にキレイな右肩上がりの収益曲線になっています。しかし、気になるのは収益+当日含み損益というオレンジ色のラインです。
では収益+当日含み損益ラインだけを表示してみるとどうなるのでしょうか。
直近ですごく落ち込んでいる部分があることに気づくと思います。この部分が含み損を抱えてドキドキしている時期になります。最高で60万円近い含み損を持っているわけですから、証拠金が少ない人の中には強制ロスカットされた人もいるかもしれないですね。
とはいうもののユーロエーンのバックテストを見ると最大ドローダウンが17514.34ドル(約189万円)なのでこの含み損は運用する上で許容範囲なのです。ドローダウンが大きいEAなのはバックテストを見ればわかるだろ!という開発者の声が聞こえてきます。
過去の検証を見るとまだまだ60万円の含み損など序の口なので、今後もユーロエーンを運用しようと思っている人は十分な証拠金が口座に入っているか見直したほうがいいかもしれません。
最大ドローダウンは往々にして更新されることが多いのでもし私がユーロエーンを使っているのなら今回の含み損が回復した時点でEAを止めると思いますが^^;
ユーロエーンに限らずにこのようなリスキーなEAは数多く存在しています。こうしたEAは調子が良いときはドローダウンも小さくキレイな収益曲線を描くので人気が出てしまいがちです。
EAを購入する前には必ずフォワードテストの含み損とバックテストの最大ドローダウンをチェックしておきましょう。さらにナンピン、マーチンゲールの有無や最大ポジション数、最大ストップロスをチェックしておけばかなりの確率でリスキーなEAをフィルタリング出来ると思います。
リスキーなEAを販売する場合は危険性の説明や資金管理について説明をするべき
リスキーなEAが悪いという気持ちはまったくありませんが、ナンピンマーチンゲールを販売する際にはリスクと資金管理についての説明は最低限しておくべきだと思います。
この2点について説明をしていない販売者は人気商品ランキングや収益曲線を見た初心者を狙って売り逃げしようとしている悪質な販売者だと思われてしまう可能性が高くなります。自分を守る意味でも記述しておくのはプラスになるのではないかと思います。
リスクを承知でギャンブル的な運用をする上級者もいることを考えるとナンピンマーチンゲールEA自体の潜在的需要はまだまだあるのではないかと思います。自分も過去に専用口座を作りマーチンゲールEAを回していたことがありますが、相場さえマッチすれば資金効率はかなり高くなります。
しかし初心者の場合はこのような運用は無理でしょうからユーザーを守る意味でもリスクと資金管理についての記述しておいたほうがいいでしょう。ユーザー側も含み損、最大ドローダウン、ナンピンマーチンゲールの有無、最大ポジション数、最大ストップロスを確認の上購入ボタンをクリックするようにしたほうが良いでしょう。
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