エリオット波動の1波のような強いトレンドで押し目買い・戻り売り!損小利大の順張りロジック「ベストフレンド」

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sasint / Pixabay

開発者の人柄はEAの解説ページに現れる

ゴゴジャンで販売されているEAを見ているとなんとなく開発者の人柄まで見えてきてしまうような気がします。

説明文がやけに短い人や長い人、画像を加工して分かりやすく解説してくれる人、不利なスプレッドでのバックテストを載せてくれている人など同じEAを売っているはずなのに開発者によって表現方法は千差万別です。

ナンピンマーチンゲールEAを販売しておきながらそのリスクについては一切触れていない開発者もいますし、複利のバックテストデータを載せてわずか数年で1億円稼げそうな雰囲気を醸し出している開発者もいます。

ナンピンマーチンゲールEAに関してはどんなに収益曲線がキレイな右肩上がりを描いていても途中で大きな含み損を持つことが多いので、リスク管理が出来ないうちは近づかないほうが良いでしょう。資金管理について細かく説明してくれている開発者から購入するというのも手ですが、リスキーなロジックであることには代わりはありません。

もちろんFXでトレードすること自体にリスクがあるわけなので、どこまでのリスクを許容できるのかはトレーダーによって様々な考え方があるでしょう。

自分はあまりドキドキするのが好きではないので、ナンピンマーチンゲールEAは使っていませんが、初心者の頃はみんなが使っているからという理由だけでナンピンマーチンゲールEAに手を出したことがあります。

数カ月後には見事に口座を吹き飛ばしてしまい資金管理の重要性を学ぶことが出来ました(笑)

私のように高い授業料を払う必要は全く無いので資金管理に自信が無い人はリスキーなEAには手を出さないほうが無難でしょう。

危険なEAをしれーっと出品する開発者がいる一方で、たぶんこの人誠実なんだろうなあと思わせる開発者も存在しています。EAのロジックをわかりやすく説明してくれたり、リスクについて丁寧に語っている開発者をたまに見かけますが、熱くなりすぎてやたら文字数が多く気にならないのは残念です(笑)

いつもこんなくだらないことを考えながらEAのページを見ているのですが、画像の使い方がうまい開発者を見つけるとついつい最後まで説明を読んでしまいます。受験の時もカラーで絵が多い参考書を選んでいた私にとってはわかりやすいことが何よりも重要です。字は大きく、絵は多くが基本なのです(笑)

ベストフレンドは王道的順張りロジックのデイトレEAでした

今回、画像が多い故に私の目に止まったのはベストフレンドというEAです。

Trend is your friendという相場の有名な格言がありますが、ベストフレンドもその名の通りにトレンド系の順張りロジックを採用しています。

ドル円の5分足で機能するEAなのでスキャルピングっぽいような気もするのですが、テイクプロフィットの設定を見るとデイトレードのような気もします。

バックテスト結果を見ていて気づいたのですが、ベストフレンドではストップロスとテイクプロフィットの数値がロングとショートで違うようです。

ストップロス

ロング:35pips

ショート:40pips

テイクプロフィット

ロング:50pips

ショート:65pips

ストップロス、テイクプロフィットのいずれもショートの数値のほうが大きくなっているのは下落の方が動きが激しいという考え方なのか或いはロングとショートでロジックが異なるからなのでしょう。

ロングとショートのトレード数にもかなりの開きがあることからもロジックを分けている可能性は大ですね。

ロング:235回

ショート:1616回

ロングトレードでの獲得pipsが1,641.1pipsに対してショートが11,099.5pipsなので圧倒的に売り相場に重点をおいたロジックであることは間違いなさそうです。

時間をx軸にした収益曲線を見るとどのような相場を得意としているのかが見えてきます。

特に目立つのが2008年後半の急角度で上昇している期間です。2008年後半と言えばアメリカの証券会社「リーマン・ブラザーズ」の経営破綻をきっかけに株価が大暴落したリーマンショックが浮かんできます。

急激な相場の動きに対しての強さは順張り系のEAの証とも言えますね。急激な下落相場が長く続けばこのEAの独壇場というわけです。最大ドローダウンがこの期間ではなく、少し前の2008年の前半に記録されていることからも荒れ相場に対してうまく対応していることがわかります。

2005年からのバックテスト期間中で年間を通してマイナスになったのは2015年だけです。-72.6pipsと数値は大きくありませんが1年間を通して収益が無いというのは辛いところです。

2015年の相場状況を見るとロングトレンドからショートトレンドに移行する時期だったため、ベストフレンドには難しい相場だったのでしょう。

このような相場に強いEAを探して組み合わせれば収益のバラツキを減らすことが出来るかもしれません。

時間はリスク、ポジション保有時間は短いほど安心

デイトレEAの場合はいかに短い時間で勝てるのかということがポイントになります。ある戦略でエントリーしたポジションは、その戦略が賞味期限のうちに決済したほうがいいのです。

このような視点でベストフレンドをチェックしてみると、ポジション保有時間を制限していることに気づくと思います。気づくというかEAの詳細ページで開発者さんが可愛い画像でアピールしてくれています(笑)

これだけ大きく太い字でアピールしているので、よほど慌てていなければ見落とすことはないでしょう。他の開発者にもぜひ真似をして欲しい部分です。

実際のトレードでもほとんどのトレードが12時間以内にクローズしているのがわかります。

一方でなぜか12時間を超えているトレードもいくつか存在しています。

長いときで2日13時間程度なのでそれほど気になりませんが、EAのバグなのかある条件下において利を伸ばすためにやっているのかはわかりませんでした。

ただポジション保有期間が長いときには利益の多いトレードが多いような気もする(笑)

ちょっと謎の部分もありますが、全体的に見るとかなり安全を考えたEAなのではないかと思います。

確定足でエントリーするロジック

ベストフレンドはティックの動きでエントリーするのではなく、ロウソク足が確定してからエントリーするEAです。MT4のバックテストでティックデータを用意できればいいのですが、ほとんどの場合は1分足のヒストリカルデータを使用してバックテストしているというのが現実です。

確定足を使用することで少しでもバックテストと実際のトレードが一致するように配慮したのだと思います。最近は確定足でエントリーするEAが増えてきたので目新しい試みではありませんが、この辺りにも開発者の人柄が現れているのではないでしょうか。

私も自作EAは確定足でエントリーするものしか作りませんが、バックテストが早く終わるという自分本意な理由なので人柄の良さについては自信がありません^^;

フォワードテストは絶好調

フォワードテストは今のところ絶好調です。

年末年始の上げ下げの中をうまく立ち回ったようで、最初に負けた分をきちんと取り戻しています。

急激な動きの中でも利益をあげられるのは5分足を採用していることで相場の変化に対する反応が早くなっているからなのかもしれませんね。

フォワードテストが始まってから日が浅いので、現段階ではこのEAがお勧めであるとは言いづらいのですが気なる存在であることは確かです。

価格も1万円と安いので今後の成績次第ではゲットしてしまうかもしれません^^;

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