長期のフォワードテストで安定した成績!トレンドを重視したドル円デイトレードEA~Treasure_USDJPY

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3pips撤退を巧みに組み込んだデイトレ用のEA

最近のEAの傾向を見ているとドル円用のスキャルピングEAが好調のようですが、同じようなEAばかりを使っているとどうしてもドローダウンの時期が重なったりして使いにくいケースが発生してきます。

そんな時には異なる通貨ペアや異なるトレード手法のEAを組み合わせるといいのですが、なかなかいいEAが見つからないんですよね。

今回紹介するEAはドル円用なのですが、スキャルピング手法は採用していません。トレンドを見極め、90pipsのテイクプロフィットにヒットすることを目指すデイトレード戦略を採用したEAになります。

Treasure_USDJPY

ストップロスは90pipsなのでトレンドを判断するロジックの精度が高ければかなり期待できるロジックです。トレンドの方向を見誤った時は+3pipsでしのぐので、ドローダウンの軽減が期待できます。

おそらく+3pipsでの勝ちが増えるのでデイトレ用のEAの割りに高い勝率になりそうですね。

EAの概要説明

EA名

Treasure_USDJPY

通貨ペア

ドル円

取引スタイル

デイトレード

最大ポジション

1

最大ロット数

10

使用時間足

5分足(M5)

最大ストップロス

90pips

テイクプロフィット

90pips

両建て

なし

出品タイプ

メタトレーダー自動売買システム(MT4 EA)

その他ファイルの使用

なし

特記事項

パラメーターの説明

複利設定
・MM=false
基本設定はfalseになっております、複利にする場合はtrueに切り替えてください

・MM_Level=1
複利設定時のレベルになります。最高が1で、資金100万円で10万通貨になります
数値を上げていくことでロット数を下げれます

・Lots=1
複利設定がfalseの場合このLotsでロットサイズが設定できます。

・ Magic=20202020
マジックナンバーの設定が可能です。

・sl=90
ストップロスの設定になります(pips)

・tp=90
テイクプロフィットの設定になります(pips)

バックテスト結果

期間:2011.01.01 ~ 2015.12.31

通貨ペア:ドル円

時間足:5分足

総トレード数:506回(ロング283回、ショート223回)

純益:31,399.47ドル(2,886pips)

プロフィットファクター:1.76

勝率:91.7%(ロング89.4%、ショート94.62%)

最大ドローダウン:3,463.43ドル(335.7pips)

最大ドローダウン(%):13.43%

各年の成績

2011年:857.00pips

2012年:410.30pips

2013年:680.60pips

2014年:1066.50pips

2015年:-128.40pips

ポジション保有期間

フォワードテスト結果

  • 収益:1,899,200円
  • 収益率:(全期間)116.81%
  • 推奨証拠金:1,625,860円
  • 勝率:89.39% (320/358)
  • プロフィットファクター:1.56
  • 最大保有ポジション数:1
  • リスクリターン率:3.16
  • 最大ドローダウン:23.03% (600,800円)
  • 平均利益:16,465円
  • 最大利益:91,100円
  • 平均損失:-88,671円
  • 最大損失:-105,800円
  • 口座残高:2,899,200円
  • 初期額:1,000,000円

Treasure_USDJPYの所感

バックテストを見るとテスト期間の後半で調子を落としているのであまり期待できないEAに感じてしまいますが、約2年間のフォワードテストでは安定した成績を残しています。

このEAの特徴としてポジション保有期間が短いことが挙げられると思いますが、この要因として+3pips撤退機能が有効に働いているということが考えられます。この機能により万が一トレンドの方向に変わった場合でも90pipsの損失を出さないですむ可能性がアップします。

もちろんエントリーした直後から逆行してしまった場合にはこの機能を活かすことが出来ません。しかしエントリー後に思惑通りの方向へ動いたにもかかわらず、その後マーケットの状況が変化して逆行してしまった場合には非常に有効だと思います。

勝率もこの機能の恩恵のおかげでバックテスト、フォワードテストともに90%程度を確保できています。

ドローダウンの数値が低いということにも寄与しているはずです。

気になる点としては年ごとの成績にかなりバラツキがあることです。

テイクプロフィットが90pipsもあるのであまりにも動きのない相場は苦手なのかなとも思いましたが、過去のチャートを振り返るとそうでもなさそうです。トレンドの変わり目でエントリーしてしまい+3pips撤退が機能しない状況でストップロスにかかってしまうという可能性は高そうですが。

バックテスト期間は長くありませんが2年間のフォワードテスト期間で安定した成績を残している点は評価できると思います。

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