ビットコイン（BTC）、ハーヴィング後に緩やかな値上がり基調も？

ビットコインは、ハーヴィング（半減期）による売り圧力の低下やビットコインを活用するネイティブアプリケーションへの新たな関心の高まりが追い風となり、価格が着実に上昇する可能性があります。

Ordinal で活性化、BTC基盤が強化

暗号資産運用大手のグレースケールは先週のリサーチノートで、ビットコインの技術面におけるファンダメンタルズとユースケースが過去1年間で大きく向上し、歴史的に見て強気相場になりやすいハーヴィングイベントを「より強固な状況」で迎えられる可能性が高いと述べました。

リサーチャーのMichael Zhao氏は、「マイナー（採掘者）の収益は短fristigに課題を抱えるものの、ファンダメンタルズとしてのオン チェーンアクティビティやポジティブな市場環境の変化は今回のハーヴィングを根本的に過去とは違うものとした」と指摘。「ビットコインは長い間デジタルゴールドと称されてきたが、最近の展開はさらに重要な何かに進化していることを示唆している」とも話しています。

半減期によるマイニング報酬低下が強気に

ハーヴィングはビットコインのインフレ圧を和らげるために組み込まれた仕組みで、ブロックのマイニング成功によって得られる報酬が半減します。つまり、新規ビットコインの入手/マイニングがより困難になり、これが過去には強気相場の到来に繋がってきました。

Ordinalがもつ可能性

Zhao氏は、Ordinalの登場とBRC-20トークンの存在により、ビットコインのオン チェーンアクティビティが活性化していると指摘。2024年2月時点でマイナーに2億ドル以上の取引手续料をもtaraし、開発者の関心の高まりやビットコインネットワーク内のイノベーションによって、このトレンドは継続すると予想しています。

ビットコインBRS-20とは

BRC-20トークンはビットコインに直接トークンを発行することを可能にする規格で、2023年4月に導入。Ordinalプロトコルにより、デジタルアートなどを取引データとともに刻む（ inscrição）ことができます。Ordinalを活用したNFT発行へのニーズが高まれば、マイナーにとって新たな収入源になることが期待されています。

ビットコインETF が購入圧の増加要因に

レポートはオン チェーンファンダメンタルズの全般的な好調に加え、スポット型ビットコインETF（上場投資信託）の存在からも価格上昇が見込めると指摘しました。マイニング報酬が低下した後は価格維持に必要なBTC購入圧力は相対的に下落し、需要の高まりが引き続けば価格上昇に繋がる可能性があります。

現在のスポット型ビットコインETFはわずかひと月弱で、すでに192,000BTC を超えるBTCを保有しています。これらのETFはビットコインを直接購入/保管することなく、投資ができるのが魅力になっています。