FXのテクニカル分析の基本中の基本と言えば移動平均線なのですが、その移動平均線を基にしているMACDも押さえておきたいテクニカル分析の一つですね。
MACDが移動平均線を基にしていることからもわかるようにこのテクニカル指標もトレンドを判断することが得意です。いかにしてトレンドを判断するかということは、EAを作成する時にいつも頭を悩ませてしまう部分ではあります。さんざん頭を悩ませた挙句に結局は移動平均線系のインディケーターに頼ってしまうことが多いのではないでしょうか。
MACDは指数平滑移動平均線を2本使用しているので移動平均線単体で使用するよりも精度の高いトレンド判定が可能になっています。
MT4のEAであるMACD-Stoc_v1_USDJPYもトレンド判定にMACDを使用したシンプルロジックを採用していますが、その精度は高く着実に利益を積み重ねていくタイプのEAとなっています。EAのロジックにおいてシンプルというのは非常に大切なことだと思いますが、このEAは2棲類のテクニカル分析しか使用していないのでその点については問題なさそうです。
対象通貨ペアはドル円で、取引スタイルは、デイトレード・スイングトレードです。最大ストップロスが100pips、テイクプロフィットが50pipsということでスキャルピングEAのように頻繁にトレードするわけではありません。
ポジションをオープンしてから50pips順行するか、100pips逆行するまではポジションをキープし続けるので、動きの少ない状況ではスイングトレード、動きのある状況ではデイトレードとして機能するようなイメージでしょうか。
と、思っていたら50pipsのトレーリングストップ機能が搭載されていたのでもう少し柔軟に相場に対応してくれそうですね。
使用しているテクニカル分析は、MACDの他にオシレーター系の指標であるストキャスティクスも使用しているので、ある程度の押しや戻りを拾うトレードをしてくれることが期待できそうです。
トレードしている様子を1時間足チャートで見ると以下のようになります。大きいトレンドが発生している状況での勝率は高そうですね。レンジ相場でもテイクプロフィットが50pipsなので、ストップにかかる前に救われているケースも結構ありそうです。
50pips以上順行したうえで戻ってきた場合なら、トレイリングストップが救ってくれるので、ドローダウンが小さめに抑えられるというのが特徴ですね。
パラメータも設定について(カッコ内はデフォルト値)
Trade_Code:口座履歴のコメントに表示される文字列を任意に設定。
(MACD-Stoc)
Magic:マジックナンバーを任意に設定
(20150501)
Lots_Max:最大ロット数を設定
(設定可能範囲:0.01~10.0)
Risk_Percent:リスクを設定
設定範囲:0.0~7.0
0 Lots_Max で運用します
1.0~7.0 1取引のリスク許容率(複利運用を使用する場合設定します)
TakeProfit:利食いの設定
(50pips)
StopLoss:損切りの設定
(100pips)
TrailingStop:トレイリングストップ
(50pips)
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