右肩上がりでも注意が必要なスワップ狙いのEA

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O12 / Pixabay

2通貨間の金利差を狙ってトレードする手法は、豪ドル円など金利差が大きくスワップが多く望めそうな通貨ぺアで有効です。私もFXを始めた当初はドルと円の金利差を利用したスワップトレードをしていました。

スワップによる利益はキャピタルゲインに比べると大したことがないように見えますが、毎日の積み重ねなので、日数が経てば経つほど馬鹿にできない金額になっていきます。

金利差の大きい通貨というのは変われることが多いので、実はスワップだけではなくキャピタルゲインも望めたたりします。豪ドル円のような通貨を売った場合にはマイナススワップも大きいので、必然的に買う人の方が優勢になるのかもしれませんし、スワップを求める人が集まってくるからかもしれません。

とにもかくにも金利差の大きい通貨は買っておけと思っている人が多いことだけは確かです。

そんなスワップの魅力を自動売買で実現しようとしているEAがあります。

豪ドル円の長年の癖を狙いコツコツロングエントリーだけでswap金利も狙って稼ぐEA
コツコツAUDJPY

特徴としては豪ドル円をトレード対象としていることと、買いエントリーのみを行うEAであるということでしょう。キャピタルゲインを稼ぎながら同時にコツコツとスワップまで稼いでしまおうという一挙両得的なEAになっています。

フォワードテストを見てもコツコツと稼いでいく様子がわかると思います。

コツコツAUDJPY | fx-on.com

コツコツAUDJPY | fx-on.com

バックテスト結果を見ても見事なまでの右肩がりになっています。

kotukotu-audjpy−strategytester

このEAはこのように絶好調なEAなのですが、一つ注意しておいて欲しいことがあります。

EAの解説ページを見るとわかると思いますが、コツコツAUDJPYはストップロスを入れないEAで、取引スタイルはナンピンです。

ナンピンは、基本ロットの1倍、2倍、3倍、8倍、13倍で最大5回までとなっているので、基本ロットを0.1に設定した場合は、0.1、0.2、0.3、0.8、1.3とロットが増えていきます。これで収まればいいのですが、万が一このまま逆行が続いてしまったら・・・

考えるだけで恐ろしいですね。オーストラリア経済に大きな打撃があって豪ドル円が急落した場合はなす術がないかもしれません。

ナンピン回数が最大になった時にメールでお知らせしてくれる親切設計になっているのは非常に嬉しいのですけど。

まあなかなかそのような事態にはならないということが前提にあるのでしょうから、小さなことは気にせずに男らしく勝負するのも悪くないかもしれません(^_^;)

ちなみに2014年の11月からフォワードテストを開始してすでに27万円以上の収益を獲得しています。素晴らしい成績ですね。

ただし、最大ドローダウンは55万円を超えているのでリアルマネーで運用していたらかなりスリリングな経験を体験できたかもしれません。

豪ドル円が下降トレンドに入ったら通用しない手法になると思うので、その辺を見極められる人以外には使いこなしが難しいEAなのかもしれません。

豪ドル円の長年の癖を狙いコツコツロングエントリーだけでswap金利も狙って稼ぐEA
コツコツAUDJPY
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