騙しの少ないトレンド系インジケーターADX Wilder(ADXW)
MT5(メタトレーダー5)でEAを作るときにお世話になっているADX Wilder(ADXW)を使ってトレンドを判断するためのインジケーターを作成してみました。
MT5のADXワイルダーはMT4(メタトレーダー4)に標準で用意されているADXに比べ+DIと-DIがクロスする頻度が少ないので騙しに強いという点が気に入っています。ADXWを知った後だとMT4標準のADXの+DIと-DIがしょっちゅう絡み合っているのでトレンドの向きがわかりにくく感じてしまいます。
ADXWをトレンドフィルターとしてEAを作成すると結構いい感じのトレードをしてくれるので、このインジケーターを元にしてトレンドフィルターを作れば勝利が一歩近づいてくるような気がしています。
ADX Wilderを使ってトレンドを判定するインジケーター
ADXWには3本のラインがありますが、そのうちの2本のいち関係でトレンドの方向を知ることが出来ます。その2本とは+DIと-DIのラインのことですね。
そして残りのもう一本がADX Wilderがこのラインでトレンドの強さを知ることが出来ます。
+DIが-DIよりも上にある時が上昇トレンド、逆に-DIが+DIよりも上にある時が下降トレンドになります。またADX Wilderラインについては上に向かっているときにトレンドが発生しており、数値が大きいほどトレンドが強いと判断できます。
以上のことからトレンドを判定するためのインジケーターの設定は次のとおりになります。
上昇トレンド
+DI > -DI
ADX Wilder が上昇
下降トレンド
+DI < -DI
ADX Wilderが上昇
レンジ相場
ADX Wilderが下降
上記の条件の時に上昇トレンドの時は青いヒストグラム、下降トレンドの時は赤いヒストグラムが表示されます。そしてトレンドが発生していないレンジ相場の時はグレーのヒストグラムが表示されることになります。
ドル円日足チャートに表示してみましたが何となくトレンドを捉えているような気もしなくはありませんがどうでしょうか(笑)
インジケーターのパラメーターでADX Wilderの期間を弄ることが出来るので、このインジケーターを2つ表示してADX Wilderを異なる期間に設定することで様々なトレードアイデアが沸いてくるかもしれませんね。
またオシレーターと組み合わせて押し目買い、戻り売りを狙うのも効果的です。無料の逆張りシグナルインジケーターもたくさん公開されているので、相性の良いものを探すのも面白そうです。
コメント
はじめまして
ADX Wilderについて調べていてたどり着きました。
ヒストグラムの色で区別が出来て素晴らしいですね。
こちらはフリーインジケーターということですが、MT4版の有無をご存知でしたら教えていただけるとありがたいです。