購入した当初は調子の良かったEAが、だんだんと調子を落としてくるという経験は誰もが経験したことがあると思います。バックテストもフォワードテストも調子が良かったので期待を胸にライブ口座で動かし始めた途端に調子が悪くなってしまうという笑えない話もよく聞きます。
どんな前評判の高いEAでも長期間にわたって好成績を維持するのは難しいということですね。
そんな中きになるのがfx-onで売り上げランキング第一位のEA「MB-TradingSystem」です。このEAはフォワードテスト開始からすでに2年以上が経過しているのですが、未だに好調な成績を維持し続けているのです。発売直後に購入してずっと動かしていたとすると1万通貨単位の取引だとすでに77万円も稼いでいることになります。2年前に出会っていたかった(笑)
MB-TradingSystemの基本的なロジックはごくごくありふれたブレイクアウトシステムです。ブレイクアウトシステムとはある期間の高値と安値をブレイクしたらブレイクした方向にポジションを取る戦略ですが、目新しいものではなく古くからトレーダーたちに支持されている古典的な戦略なのです。
古典的な戦略だけあって長い目で見ると勝てることが多いのですが、レンジ相場に弱いという決定的な弱点があります。高値安値ラインを超えたのにブレイクするほどの勢いがなく負けてしまうという偽のブレイクアウトに引っかかってしまうことが多いのです。
この欠点はブレイクアウトシステムにとって避けて通ることができないので、多くの開発者レンジ相場をいかに避けるのかということ悩み続けているのです。
レンジ相場を避けるためにMB-TradingSystemが出した答えは単純明快です。それは複数通貨ペアでのトレードなのです。もちろんトレンドフィルター、ボラティリティフィルター、レンジ幅フィルターなどを併用した上でのことだと思いますが、複数通貨ペアでトレードすることにより、各通貨ペアのドローダウンの部分をうまいこと相殺しようとしているのですね。
この試みが非常にうまくいっているおかげで現在でもフォワードテスト結果は良好です。いやむしろ直近の成績の方が尻上がりに良くなってきていると言ってもいいのではないかと思います。
注意点としては各通貨ペア毎にセッティングが大きく異なっているので、運用する際にはその通貨ペアにマッチしたセッティングで使用するということくらいでしょう。また最大ポジション数が10なので、10ポジション持つことを前提にリスクコントロールをしておいたほうがいいでしょう。
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