トレード手法はまず真似してみよう
EA界隈も最近再び盛り上がりを見せてきているようで管理人としても嬉しい限りです。
EA界隈が盛り上がることで新規に自動売買に参加する人も増えてくるだろうということで、初心者に向けの記事をいくつか書いていこうと思います。
FXに限らず株やCFDなどの取引に欠かせないものがチャートです。
チャートを見れば過去の値動きを簡単に知ることが出来ます。
チャートで知ることが出来るのは過去の値動きなので直接トレードに使えるわけではありません。
しかし、未来の値動きを予測する上で過去のチャートは大変重要な宝の地図になります。
問題はどのように分析するのかということなのですが、ありがたいことに過去の相場師たちが残してくれたトレード手法がいくつも存在しています。
私たちはゼロからトレード手法を考えなくてもいいわけなのです。
すでにあるトレード手法をとりあえず真似てみて検証すること始めれば効率的に自分用のロジックを作り出すことが出来ます。
まずは様々な手法を真似してみてそれぞれの特性を掴んでおくことが重要です。
検証するためにはEA化することが簡単です。
EAつくーるなどのEA作成ソフトを使って検証することで最終的に自分だけのEAを作成することにチャレンジしましょう。
ロウソク足を使った簡単なロジック
初心者を対象にした記事なのでいきなり難しいロジックにチャレンジするようなことはしません。
まずは、超簡単なロジックから行きましょう。
ロウソク足は「始値」、「高値」、「安値」、「終値」の4つの要素から成り立っています。
始値よりも終値が高ければ陽線、逆に始値よりも終値が低ければ陰線になります。
陽線は上昇(強気)相場で出やすく、陰線は下降(弱気)相場で出やすくなります。
ロウソク足のこの性質を利用してロジックを組み立てていくことも出来ます。
例えば前日のロウソク足が陽線で終わったら翌日にロング(買い)でエントリーするロジックなどいかがでしょうか。
このロジックの考え方の根底にあるのは昨日上げ相場だったので今日も上がるだろうという楽観的な考え方です(笑)
トレンドが発生しやすい銘柄の場合には機能する可能性が高いロジックですね。
しかし、トレンドが発生しにくい銘柄の場合はどうでしょうか?
この場合は逆に前日が陽線で終わったなら翌日にショート(売り)エントリーを入れてみたくなりませんか?
このようにロウソク足を使ったロジックは一見簡単そうに見えて実は非常に奥が深いものになります。
ドル円で検証してみた
先ほどのロジックをEA化しドル円でバックテストをしてみました。
最適化はせずにストップロス100pips、テイクプロフィット100pipsでのバックテストになります。
まずは、陽線で買い、陰線で売るという順張りロジックの結果です。
さすがにフィルターなしでは厳しかったようでほとんどいいところを見せることが出来ずに資産を着実に食いつぶしていきます💦
続いて陽線で売り、陰線で売るという逆張りロジックの結果です。
先ほどの順張り同様に良い結果とは言えませんが、後半に関して言えば予想に反して利益を上げているように見えます。
この利益を上げている部分に着目し、なぜ利益を上げているのかを分析すれば意外なロジックを作り上げることが出来るかもしれませんね。
外国為替証拠金取引(FX)での自動売買について
アルゴリズム取引としても知られるFXの自動売買は、コンピュータ・プログラムやソフトウェアを使用して外国為替市場で取引を実行することです。これらのプログラムは、テクニカル指標や価格の動きなど、一連のルールや指示に従い、自動的に取引を行うように設計されています。
FX自動売買の主な利点の1つは、取引判断に悪影響を及ぼす可能性のある感情的・心理的要素を取り除くことができる点です。さらに、自動売買は潜在的に効率を高め、取引の実行をスピードアップさせることができます。
自動売買のためのソフトウェアとプラットフォームには、以下のようないくつかの種類があります。
- Expert Advisors (EA) :MetaTraderプラットフォーム上で動作するプログラムです。
- カスタムビルドソフトウェア:トレーダーの特定のニーズに合わせてカスタマイズされます。
- クラウドベースのプラットフォーム:トレーダーはインターネット接続があればどこからでも自分の取引アルゴリズムにアクセスすることができます。
自動売買は、効率を高め、取引判断から感情を取り除くのに役立つ一方で、一定のリスクも伴うことに留意することが重要です。他の取引戦略と同様、ライブ取引に使用する前に、アルゴリズムを徹底的にテストし、バックテストすることが重要です。さらに、トレーダーは、過去の実績が必ずしも将来の結果を示唆するものではないこと、そしていかなる取引戦略も利益を保証するものではないことを認識する必要があります。
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