一目均衡表は結構使えるインジケーター
一目均衡表はちょっと気難しい親戚のおじさんというイメージもあり近づき難いところがあったのですが、付き合ってみると意外とフレンドリーだということに気付きました。前回作成したものは転換線と基準線のクロスを利用したEAだったのですが、そんなシンプルなロジックでも受け入れてくれる懐の深さに魅力を感じてしまいます。
そんなこともあり一目均衡表を使ったEAをいろいろと作っていきたいのですが、ラインがいっぱいありすぎてどういうロジックを採用すればいいのか迷ってしまいます。本来ならすべての条件が揃ったときにエントリーするべきなんでしょうけど、それだと絶対にタイミングが遅くなりそうなんですよね。
前回は転換線と基準線の関係に注目してEAを作ったのですが、今回は色々と迷った末に雲(先行スパンAと先行スパンBに挟まれたゾーン)に注目したEAを作ってみたいと思います。
雲のねじれはトレンド転換のサインになるのか
一目均衡表といえばやはり雲の存在が大きいですよね。雲の上に価格があれば上昇トレンドっぽいし、下に価格があれば下降トレンドっぽいというのはFXの初心者でもわかるのではないでしょうか。
しかし、今回は雲とロウソク足の位置関係ではなく、雲のねじれに注目してみたいと思います。MT4やMT5の一目均衡表のインジケーターを出してもらうとわかると思うのですが、雲には二種類の色があるのがわかると思います。デフォルトの配色だとわかりにくいと思うのでインジケーターのプロパティで「先行スパンA」と「先行スパンB」の色を変更してみましょう!
上のチャートだと上昇トレンドの時はピンク、下降トレンドの時は緑になっているのがわかると思います。つまり色の変わり目がトレンドの転換点だと捉えていいのではないかと思います。色の変わり目、つまり雲がねじれているところでエントリーしようというのが今回のエントリーロジックになります。移動平均線のクロスと同じような感覚ですね。
バックテストしてみた
さっそく雲のねじれ(先行スパンAと先行スパンBのクロス)でエントリーするEAをバックテストしてみました。例によってストップロス30pips、テイクプロフィット100pipsに設定した以外はデフォルトのパラメーターを採用しています。
結構トレード数多いです。一目均衡表を見るとレンジ相場で雲が複雑にねじれてるのでその影響ですかね。それにしてもこの収益曲線の形って転換線と基準線のクロスでエントリーするEAにそっくりなんですけど(^^;)
一目均衡表のパラメーターだけ最適化してみます。
やっぱり似てしまうんですね(^^;)
転換線・基準線クロスのEAを作った時に雲をフィルターに使っているから当然といえば当然なのかもしれませんね。
むしろフィルターなしでも普通に使えそうなパフォーマンスを持っている雲に拍手を送るべきなのでしょう。
この潜在能力の高い雲をフィルターにして基準線と価格の反発でエントリーするロジックなんかを作ったら面白そうだなあ。
コメント