3本の移動平均線のパーフェクトオーダーでエントリーするEA~MT5無料EA

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geralt / Pixabay

パーフェクトオーダーとは

パーフェクトオーダーとは短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の3本の移動平均線が順番に並んでいる状態を指し、トレンドを判断する材料になります。

上昇トレンドの場合は上から短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の順で並び、下降都連の場合は下から短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の順で並びます。

さらにすべての移動平均線がトレンド方向を向いていたら完璧です。

パーフェクトオーダーはトレンドを判断するうえで非常に効果的で、騙しをするフィルターとして機能するのではないかと期待しています。

トレンドフィルターとしての移動平均線の優秀さは今さら語らなくても十分に理解していますが、パーフェクトオーダーを取り入れることで更なるパフォーマンスを発揮してくれるのではないかと期待しています。

エントリーとしてパーフェクトオーダーを使う

EAのロジックとして3本の移動平均線のパーフェクトオーダーを取り入れる場合にはトレンドフィルターとして使うのか、エントリーの判断として使うのか悩ましいところです。

まずはエントリーロジックとして使うことで、パーフェクトオーダーのポテンシャルを計ってみたいと思います。

短期、中期、長期の3本の期間の移動平均線を用意し、以下の条件を満たしたときにエントリーするようなロジックを作成します。

【買いエントリー】

上から短期→中期→長期の順で移動平均線が並ぶ

3本の移動平均線がすべて上方向を向いている

【売りエントリー】

下から短期→中期→長期の順で移動平均線が並ぶ

3本の移動平均線がすべて下方向を向いている

この条件を満たしたらトレンドが発生したと判断し、エントリーすることにします。

3本の移動平均線が順番に並ぶという条件だけでもいいような気がしましたがより、移動平均線の向きを加えることでより確実にトレンドを捉えることが出来るように配慮しました。

デフォルトの設定でのそれぞれの移動平均線のパラメーターは以下のとおりです。この数値はパラメーターで弄ることが出来るのでMT5の最適化能力を存分に味わいながら最適化しましょう😁

  • 短期移動平均線→10
  • 中期移動平均線→20
  • 長期移動平均線→50

ちなみにデフォルト設定でポンド円1時間足でバックテストすると悪くない感じです。

相場の値動きの大きい期間では右肩上がりになるのですが、値動きが小さい期間ではパーフェクトオーダーを確認してからだとタイミングが遅くなってしまい利を伸ばせずに停滞してしまうことが多いようです。

トレーリングストップやブレークイーブンを使ったり、クローズロジックを使ったりしないと実運用には厳しいのかなという感じはします。

最適化すると少しはきれいになるのでいろいろいろいろな通貨ペアと時間足で試してみたいですね。

このEAはフォーラムでダウンロードすることが出来ます。

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パーフェクトオーダーだけでは戦えない

上でで作成したパーフェクトオーダーを使ったEAはそれなりにトレンドを捉えて利を伸ばす可能性は見せたものの、トレンドのない期間での伸び悩みが目立ち総合力としては強さを発揮することが出来ませんでした。

このウィークポイントを改善するための策として追加機能が必要だと痛感したわけです。

パーフェクトオーダーはトレンドが長く続く銘柄には効果を発揮するのですが、FXはレンジ期間が長い銘柄が多いのでまともに戦ったらトータルで勝てないという現実を突き付けられたというわけです。

テクニカルクローズとトレーリングストップを搭載

そこでパーフェクトオーダーEAのバージョン2ではテクニカルクローズとトレーリングストップを搭載してみました。

テクニカルクローズはパーフェクトオーダーのある部分が崩れたときにポジションをクローズする機能です。パラメーターはオン・オフだけなので切り替えて効果を試してみてください。

一方のトレーリングストップは騙しに引っかかった場合のドローダウンを出来るだけ軽減するとともに、大きなトレンドが発生した場合でもしっかりとついていくという2点を目標として搭載しました。

こちらもオン・オフ機能が付いているので切り替えて効果を確認してみてください。

テクニカルクローズをオンにしただけですがかなりの効果が出ているようです。中盤以降にあった大きな谷が解消されているのには驚きです。

これはさらに設定を煮詰めていきたくなりょうなポテンシャルを感じさせてくれますね。

つづきましてトレーリングストップの効果を見てみましょう。

こちらはテクニカルクローズほどの改善は見られませんでしたが、デフォルト設定よりはほんの少しだけ良くなっているようです。

パーフェクトオーダーはストップロスとテイクプロフィットのみの設定よりも、テクニカルクローズとの組み合わせの方がパフォーマンスを発揮しやすいような感じですね。

テイクプロフィットとストップロスだけだと相場の状況に柔軟に対応できないということなのでしょう。

またトレーリングストップは期待ほどの効果はありませんでしたが、多少のドローダウンの低減効果はあるのでこちらも他の手法と組み合わせることで効果が発揮されるかもしれません。

このEAはフォーラムでダウンロードすることが出来ます。

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