RYZEEN-SCALPER-UNLIMITEDとは
RYZEEN-SCALPER-UNLIMITEDはユーロドル5分足専用のスキャルピングEAです。トレンドを検知した後の押し目買い戻り売りが基本戦略となっています。
タイムフィルターを使用せずに24時間相場を監視するフルタイム型をスキャルピングEAです。
フリーで配布しているMT4-Ryzeen-Scalper-Free-Style のロット制限(0.01ロットのみ)と通貨ペア制限(ユーロドルのみ)を解除したバージョンになります(制限解除の他にもいくつか追加機能を搭載しています)。
Ryzeenスキャルパーの開発にご協力していただいた方に配布いたしました。
開発用のバージョンなのでRyzeenロジックだけでなくみらいロジックも使用できます(正式版ではみらいロジックは使用できません)。
【ストラテジーについて】
通貨ペア:EUR/USD
取引スタイル:スキャルピング、デイトレード
最大ポジション数:1(設定により変更可能)
運用タイプ:1枚運用
最大ロット数:0.1(設定により変更可能)
使用時間足:5分足
ストップロス:100pips(設定により変更可能)
テイクプロフィット:100pips(設定により変更可能)
両建て:なし(設定により変更可能)
出品タイプ:メタトレーダー4自動売買システム(MT4 EA)
パラメーターについて
RYZEEN-SCALPER-UNLIMITEDはパラメーターを開放していますので、最適化によりお好みの設定に変更することが可能です。
デフォルト設定では長期で右肩上がりになる設定になっていますが、最近の相場状況を考慮すると最適化期間は直近3~4年程度で行った方がマッチするかもしれません。
本EAのパラメーターについては以下をご参照ください。
EA_Name :EA名
Version:バージョン情報
online_manual:オンラインマニュアルのURL(このページです)
twitter :開発者のtwitterアカウント
hashtag:関連ツイートのハッシュタグ
MagicNumber:マジックナンバー
Lots:ロット
Spread_Filter:スプレッドフィルター
Slippage:スリッペイジ
StopLoss:ストップロス
TakeProfit:テイクプロフィット
Logic_Number:使用するロジックを選択(1→Ryzeenロジック、2→みらいロジック)
R_Trend_Filter:トレンドフィルターを使う場合はtrue
R_Turbo_Mode:トレード頻度を増加させるモードを使用する場合はtrue
R_Trend_A:トレンドに関するパラメーター
R_Trend_B:トレンドに関するパラメーター
R_Trend_C:トレンドに関するパラメーター
R_Entry_A:エントリーに関するパラメーター
R_Entry_B:エントリーに関するパラメーター
R_Exit_A:イグジットに関するパラメーター
R_Exit_B :イグジットに関するパラメーター
※ Rが先頭に付いているのはRyzeenロジックのパラメーターです
M_Trend_A:トレンドに関するパラメーター
M_Trend_B:トレンドに関するパラメーター
M_Entry_A:エントリーに関するパラメーター
M_Entry_B :エントリーに関するパラメーター
M_Exit_A:イグジットに関するパラメーター
M_Exit_B:イグジットに関するパラメーター
※ Mが先頭に付いているのはみらいロジックのパラメーターです
Time_Filter:タイムフィルターを使用する場合はtrue
From_Hour_Trade:トレード開始時間
Trade_Period:トレード時間
(例:23時から3時間トレードしたい場合はFrom_Hour_Trade→23、Trade_Period→3と設定)
Trade_on_Monday:月曜日にトレードする場合はtrue
Trade_on_Friday:金曜日にトレードする場合はtrue
Long_Entry:ロングエントリーをしない場合はfalse
Short_Entry :ショートエントリーをしない場合はfalse
Close_Logic:クローズロジックを使用しない場合はfalse
Ryoudate:両建てを許可する場合はtrue
Max_Open_Position:許容出来る最大保有ポジション数の設定
Use_Time_Close:タイムクローズロジックを使用する場合はtrue
Position_Holding_Hour:ポジション保有時間の設定。Use_Time_Closeがtrueの時に有効
バックテスト結果
デフォルト設定のままでユーロドル5分足でバックテストをしてみました。
Logic_Numberを2に変更しドル円5分足でバックテストしてみました。
ユーロドル、ドル円のバックテスト結果を合成してみると以下のようになります。
このEAの勝率は66.14%でスキャルピングEAとしてはかなりの低勝率です(^^;
もう少しトレードを厳選することで勝率は上がるかもしれませんが開発者のスキルが(笑)
この低勝率は伸びしろということで今後もいいアイデアが浮かんだらいろいろと組み込んでみたいと思います。
ユーロドルもドル円も似たようなカーブを描くのでポートフォリオとしての効果は期待薄です。しかしキャッシュバック口座を開設している人にとってはトレード回数は多い方が良いと思うので気が向いたときにでもロジック2を試してみると良いかもしれません。
アンリミテッドバージョンにはトレンドフィルターを無効にする設定が搭載されています。Ryzeenはトレンド系のスキャルピングEAなので、トレンドフィルターをオフにした場合にはパフォーマンスが低下してまともな収益曲線を描きません。
そこでトレンドフィルターを補うためにタイムフィルターを使用します。
R_Trend_Filterをfalseにした状態でTime_Filter(From_Hour_Trade=23、Trade_Period=3)をtrueにするとなんとなく朝スキャEAっぽいセッティングになります。
スプレッドの拡がりやすい時間帯を含んでいるのでリアルではどうなの?という感じはしますが、一つの選択肢としては面白いのかなという気がします。相性の良い通貨ペアを見つけたいところですね。
負けることの多いEA
勝率を見ればわかるようにこのEAはけっこう負けます(^^;
連敗も多いですし、ストップロスも100pipsと深めになっています。そしてエントリー後にだらだらと逆行するような動きに対してはめっぽう弱いです。
さらにトレンドの転換点ではほぼ100%負けるはずです(T_T)
RYZEEN-SCALPERのこのような特性は仕様です(笑)
パラメーターを弄ることで若干は解消するかもしれませんが、負けが多いというDNAを完全に消し去ることは難しいでしょう。
むやみに勝率を求めるよりも勝ち負けを繰り返しながらもなんとなく右肩上がりになるようなセッティングを見つけていただけると嬉しいですね。
単に勝率を上げたいならデフォルト設定でストップロス50pips、テイクプロフィット10pipsにすれば80%程度には上がるのですが、個人的には決済は可能な限りテクニカルクローズを使いたいのです。
トレンド判定の精度アップ、状況に応じたクローズロジックの採用などこのEAで試してみたいことはまだまだあります。効果的な機能を見つけることは簡単なことではないでしょうが、見つけ次第搭載していきたいと思っています。
縁があってこのEAを使っていただいている方々のご協力に感謝いたしますm(__)m
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