前回作成したADX WilderのクロスでエントリーするEAにクローズロジックを追加
アヴァトレードジャパンがMT5を採用したということでこれからMT5の記事が増えていきそうな予感(笑)
前回の記事でADXワイルダーの+DIと-DIのクロスでエントリーするEAを作成しましたが、今回はさらにクローズロジックを追加してみました。
クローズする条件が損切りと利確だけでも悪くはないのですが、やはり相場の値動きの変化に対応するには多少なりとも心許なさを感じてしまいます。値動きの変化に対応するためにテクニカル分析を使ったクローズロジックに頼ってもたぶん罰は当たらないでしょう(笑)
ここで前回作成したEAのロジックを振り返ってみましょう。
使用するテクニカル分析はあのADX Wilderです。ADX Wilderには実はラインが3本もあるのですが、エントリーのために使用したのは+DIと-DIの2本だけです。
相場が上昇傾向にある時には+DIの数値が高くなり、相場が下降傾向にある時には-DIの数値が高くなるという性質を利用してみました。
【買いエントリー】
+DIが-DIを上に突き抜ける
【売りエントリー】
-DIが+DIを下に突き抜ける
このシンプルなエントリーロジックにストップロスとテイクプロフィットを追加しています。サブウィンドウ版の移動平均線クロスのEAをイメージしていただければ、なんとなくおわかりいただけるのではないかと思います。
トレンドの強さを表すADX Wilderラインも使いたいところですが、エントリーのタイミングが遅くなりそうな気がしたので使用しませんでした。けして面倒くさかったわけではありません(笑)
このシンプルロジックのEAにクローズロジックを追加するわけですが、どんなロジックにするか非常に悩んだのですが、結局一番無難な形であるエントリーと逆のクロスでクローズすることにしました。
【買いエントリー】
+DIが-DIを上に突き抜ける
【売りエントリー】
-DIが+DIを下に突き抜ける
【買いクローズ】
-DIが+DIを上に突き抜ける
【売りクローズ】
+DIが-DIを下に突き抜ける
このロジックにストップロスとテイクプロフィットを組み合わせています。
ドル円3時間足で最適化してみた
ADXワイルダーはトレンド系のテクニカル分析なのでポンド円やポンドドルなどの通貨ペアなら機能してくれそうな気がします。とは言うもののさすがにポンド系の通貨ペアは飽きてきたので、あまり機能しなさそうなドル円で最適化してみました。
しかもタイムフレームは3時間足という中途半端なところを責めてみました(笑)
MT4だと1時間足か4時間足当たりで最適化すると思うのですが、MT5にはMT4にはない時間足がたくさんあります。せっかくだからいろいろと試してみたいですよね。
1時間足だと騙しにかかりそうだと思ったら2時間足や3時間足を使えるというのもMT5の強みの一つなのかもしれません。6時間足も8時間足も12時間足もあるので通貨ペアやトレード戦略の特性に応じてチョイスすればベストなものが見つかることでしょう、たぶん(笑)
「始値のみ」で最適化すると待ち時間は僅か数分しかかかりません。最適化速すぎる・・・
最適化した結果もっとも良かったパラメータの組み合わせでバックテストをしてみましたが、ストップロスとテイクプロフィットがタイトなのでフォワードテストするとボラテリティの変化に対応できるのかどうか心配ですね。
損切りと利確はルーズにしてクローズはテクニカルに任せてしまうような設定で最適化した方が良い結果が出そうな気がします。
とは言うもののこれだけシンプルなロジックでもなんとなく右肩上がりになるのですからADXワイルダーさんハンパねえっす(笑)
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