ADXワイルダーでMT5用のシンプルなEAを作ってみた~アヴァトレード・ジャパンでMT5が使えるようになった記念

EA
12019 / Pixabay

アヴァトレードからMT5がやってきた

MT5の国内ブローカー参入を長いこと待っていた身としてはアヴァトレード・ジャパンがMT5に参入してくれたことを素直に喜んでいます。だって何年も待っていたんだもん(笑)

アヴァトレード・ジャパン株式会社 MT5口座開設

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MT5の利点はいろいろとあるのですが、個人的には最適化のスピードアップが一番の喜びポイントです。あまりにも最適化が速いのでカーブフィッティングがものすごく捗ります(T_T)

操作性に関してはMT4との違いはさほど大きくないのでMT4に慣れ親しんだ人が移行しても数日もすれば慣れてしまうのではないでしょうか。最初は若干戸惑うと思いますけど・・・

とは言うもののMT4からMT5への以降は操作性に関しては問題がなさそうなのですが、EA、インジケーター、スクリプトとの互換性の部分で大きな問題を抱えています。

一言で言ってしまえばMT4で使用していたものがMT5では使用できないということですね(@_@)

これはMT4のEAやインジケーターを長いこと使ってきた人にとってはかなり大きな問題になるのではないでしょうか。

しかし現時点では他の国内ブローカーがMT5に移行するという噂も聞こえてこないので、移行期間にはまだまだ余裕がありそうですね。

【追記】

MT5採用のブローカーがさらに増えました。

OANDA JAPAN

そして2021年冬には外為ファイネストもMT5に参戦します。

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今後MT5のEAが普及してきそうな予感

現時点では国内でEAと言えばMT4しか見当たらないので、アヴァトレードがMT5に対応したからと言って即座にMT5で自動売買をしようと思っても難しいと思います。なんといってMT4の時代が長かったのでゴゴジャンさんやテラスさんなどのEA販売サイトでも対応が間に合わないというのが現状なのです。

これではせっかくアヴァトレードがMT5に対応したというのに自動売買できないじゃあーりませんか(T_T)

そこで無いものは自分で作っちゃおうということで今後はMT5のEA作成に力を入れていこうかなと思います。需要なさそうですけど(笑)

しかもスキル不足で複雑なものはたぶん作れない(^^;)

というわけで巷のEAサイトにMT5用のEAが普及するまでの繋ぎ程度のチョロいEAを公開していこうじゃないかと考えております。MT5での(過剰)最適化を覚えるのにはちょうどいいかも(笑)

ADXワイルダーの+DIと-DIのクロスを利用したロジック

MT5にあってMT4にないインジケーターと言えばまずADXワイルダーが思い浮かびます。

トレンド系指標は数多く存在するのですが、個人的にはADXワイルダーが一押しでこの右に出るものはありません。移動平均線は殿堂入りしているので除きます(笑)

これだけ魅力的なインジケーターがMT4に搭載されていないのは非常に残念ですね。MT5への移行を推し進めるメタクォーツ社の陰謀といっても過言ではないかもw

ADXワイルダーを使ったEAはしょっちゅう作っているのですが、以前作ったEAを探すのが面倒なので新たにシンプルなEAを作成してみました。

どのくらいシンプルなのかと言えば、+DIと-DIのクロスのみでエントリーするロジックと言えばそのシンプルさは十分に伝わるのではないかと思います。

ADXワイルダーを使ったことがない人のためにどのようなインジケーターなのかをお見せしましょう。

ADX Wilder、+DI、-DIの3本のラインで構成されているインジケーターでサブウィンドウに表示されます。

ADX Wilderはトレンドの強さ、+DIは買いの強さ、-DIは売りの強さを表しています。

+DIが-DIの上にある時は上昇トレンド、-DIが+DIの上にある時は下降トレンドが発生していると判断でき、ADX Wilderの数値が大きければ大きいほどトレンドは強いということになります。

今回のEAは+DIと-DIのクロスに注目したもので、トレンドの転換点を捉えようという狙いがあります。

【買いエントリー】

+DIが-DIを上に突き抜ける

【売りエントリー】

-DIが+DIを下に突き抜ける

エントリーの条件はたったのこれだけです。

このロジックに損切りと利確を追加しただけのシンプルロジックなので、ADXワイルダーの潜在能力に期待したいところですね(^^;)

さっそくバックテストだ

作ったEAはとりあえずバックテストしてみるのがお勧めです。右肩下がりなんか気にしちゃだめです(T_T)

さあ、これでも喰らえ!

この結果を見てEAを嫌いになるのは構いませんがMT5を嫌いになるのだけはやめてください。すべての責任はあまりにもシンプル過ぎるロジックにあります。誰だ、考えたやつは(^^;)

というわけでMT5が誇る最適化機能を使ってオーバーフィッティングしていきましょう(笑)

今回は最適化するパラメーターが少ない上に「始値のみ」での最適化なので数分程度で終了しました。

この最適化の速さがマルチコア対応のMT5のメリットの一つですね。

まあ、いろいろと突っ込みたいところはあるのですが、強引に右肩上がりに持っていくMT5の底力に心をわしづかみにされました(笑)

今回はMT5ということを意識して2時間足という中途半端なタイムフレームを使用したのですが、他のタイムフレームを試してみたらもっと良い結果が出るかもしれませんし、出ないかもしれません。暇な人は下のリンクからダウンロードできますので遊んでみてください。

良い通貨ペアのタイムフレームの組み合わせが見つかったらコメント欄に書いていただけると嬉しいですね。

次回は今回作ったEAにクローズロジックを追加してみようかなと思います。

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