ゴールデンウィーク皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はこの連休を利用して庭にビオトープを作ろうと思っていたのですが、その前に花壇をなんとかしろと命じられ土いじりに明け暮れています。
さて、最近書くこともなくめっきり更新されていなかったこのサイトですが、このままではイカンということでMT5 EAシリーズを開始したいと思います。
MT5の魅力はなんといっても最適化でマルチスレッドが使えることです。カーブフィッティングが趣味の私にとって非常に頼もしい存在です。そんなマルチスレッドの威力を体験していきましょう。
移動平均線クロス戦略
さあ、第一回に登場するのはみんな大好き「移動平均線クロス」です。移動平均線クロスは短い移動平均線と長い移動平均線がクロスしたらポジションを持つという古から伝えられる優れた売買戦略です。
- 買いオープン:短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜ける(ゴールデンクロス)
- 売りオープン:短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜ける(デッドクロス)
まあ、なんとも簡単なロジックですね。
チャート上に短期移動平均線と長期移動平均線を表示してみるとわかると思うのですが、この戦略が機能するのはトレンド相場だけです。
レンジ相場では往復ビンタを浴びまくること請け合いです💦
なので、移動平均線クロスのみのシンプルな戦略はトレンドが発生しやすい通貨ペアで試してみる必要があります。
レンジに弱いことを逆に利用してゴールデンクロスでショート、デッドクロスでロングなどという戦略も考えられるのでそのうちEA化して検証していきましょう。
パラメーターの説明
複雑なロジックではないのでここは飛ばしてもらってかまいません。()内は初期値です。
- マジックナンバー(756415):マジックナンバーを設定します。
- ロット(0.1):トレードするロットを設定
- ストップロス(100):ストップロス(損切り)を設定
- テイクプロフィット(300):テイクプロフィット(利益確定)を設定
- 最大スプレッド(5):最大スプレッド(AskとBidの差)を設定
- 許容スリッペイジ(3):スリッペイジ(注文した価格と約定した価格の差)を設定
- 短期移動平均線(10):短期移動平均線の期間を設定
- 長期移動平均線(30):長期移動平均線の期間を設定
- 月曜日のトレードを許可(true):月曜日のトレードを許可する場合はtrue
- 火曜日のトレードを許可(true):火曜日のトレードを許可する場合はtrue
- 水曜日のトレードを許可(true):水曜日のトレードを許可する場合はtrue
- 木曜日のトレードを許可(true):木曜日のトレードを許可する場合はtrue
- 金曜日のトレードを許可(true):金曜日のトレードを許可する場合はtrue
最適化
MT5での最適化画面はMT4とは少し違うのですが、実際に操作してみるとやることは変わらないので戸惑うことはないはずです。
まず最初に「設定」タブの下の方にある「オプティマイズ」でお好きな最適化方法を選択しましょう。
最初は無難に「遺伝的アルゴリズム(速い)」を選んでおけばいいと思います。
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「パラメーター」タブに移動し、最適化したいパラメーターのチェックボックスをチェックします。
「スタート」、「ステップ」、「ストップ」に数値を入力します。
「ステップ数」が多ければ多いほど最適化に時間がかかるので、その辺りは適当に折り合いをつけてください(笑)
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「エージェント」タブでどのスレッドが働いているのか確認することが出来ます。
もし、最適化中に他の作業をする場合にはいくつかのスレッドを無効化しておきましょう。無効化したいコアのところで右クリックして「無効化」を選択すればOKです。
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無効化したコアには「Disabled」と表示されます。
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ダウンロード
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