FXの世界で勝ち続けるのは並大抵の努力では不可能なことです。デモ口座では勝ててもいざリアルマネーを運用するとなると、デモで勝ち続けていた手法通りにトレードすることは難しくなります。やはり自分のお金がリアルタイムで増減しているのを冷静に見ていられるという人は稀にしかいないのでしょう。
よくFXでは9割の人が損をしており、実際に稼げているのは1割のトレーダーであるという話を聞きますが実際にリアルマネーを運用してみるとその理由がよくわかります。
裁量トレードはトレード資金が潤沢にあり余裕を持ってトレードしている人や、強靭な精神力を持った人以外は勝ち続けることは非常に難しいと言えるでしょう。
しかし嬉しいことに裁量トレードが苦手な人でも勝てる可能性をアップする方法というのがあります。他力本願になってしまいますが、人の作ったプログラムを利用して自動売買をすることで初心者の人でもかなり勝てる確率がアップします。
最も自動売買を使ったからといって必ず勝てるわけではなく、自動売買プログラムの選択や運用方法など、裁量トレードとはまた別のスキルが必要になります。しかし、裁量トレードで勝つために必要なスキルに比べたら、自動売買の運用のためのスキルの方が簡単に身につけることができることでしょう。
自動売買に関しては様々なアプローチがあるのですが、一番ポピュラーなのがMT4というトレードツールを使うことです。MT4には自動売買の環境が揃っているのでEA(自動売買プログラム)を入手し、ブローカーに口座を開設すればすぐに自動売買をスタートさせることができます。自宅のパソコンで自動売買をすることもできるし、VPSを使ってクラウド上で自動売買をすることも可能です。
あとは優秀なEAを入手すれば簡単に破産する可能性はかなり低くなるのではないかと思います。ここまでくると優秀なEAをいかに入手するのかということが成功するか失敗するかの分かれ道になるということがわかりますね。
EAには個人サイトや海外フォーラムで無料で配布されているフリーEAとシステムトレードのポータルサイトなどで販売されている有料EAがありますが初心者の場合は有料EAを購入した方が無難だと思います。
フリーEAの場合はイニシャルコストがかからないのでデモ口座などで気軽に試すことができます。またソースコードが公開されているEAもあるのでプログラムがわかる人は改良をすることもできます。パラメータをいじったりすることも自由だし、プログラムを読み解けば詳細なロジックを理解することもできます。フリーEAはプログラムがわかる人にとっては非常に魅力的なのですが、初心者にとっては見えないリスクが潜んでいます。
EAを配布している人が悪意を持ってバグを仕込んだEAを配布しているという話は聞いたことはありませんが、プログラミングのスキルが低いためにバグに気づかずに配布してしまったという話はよく聞きます。ロット操作や、エントリーロジックなどに重大なバグがあった場合、非常に大きなサイズのポジションをとったり、エントリーを無限に繰り返してしまうという恐ろしい事態も考えられます。プログラミングができる人なら事前にプログラムをチェックしてこと無きを得るでしょうが、初心者にとってはとても無理なお話です。
そう考えるとお金はかかってしまいますが、ある程度以上のレベルのプログラマーが開発したフォワードテストが公開されているEAを購入することが安全なのではないかとおもいます。
ではどこの販売サイトで購入するのがいいのでしょうか。
現状ではストラテジーテスターリポートがしっかりと公開されており、フォワードテスト結果もほぼリアルタイムで反映されるfx-onからの購入が一番無難だと言えます。他にもいくつかの販売サイトはありますが、バックテスト結果やフォワードテスト結果が不十分だったりするのであまりお勧めはできません。
fx-onのシステムトレード売れ筋ランキングで現在トップの売れ行きを見せているのが「一本勝ち」というEAです。一本勝ちはドル円をトレード対象としたデイトレード、スキャルピング用のEAで15分足チャートで動作します。
EAの説明ページに開発に至った経緯について書いてありますがキーワードはどうやら幸せという2文字のようですね。幸せになるために真剣に考えた結果が一本勝ちというEAに結実されているのでしょう。
幸せになる 道には二つがある
一つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる 道には二つがある
もう一つは願いなんか捨てでしまうこと小林幸子 / 中島みゆきの《幸せ》に最近、再びはまっています。
きっかけは、2016年の正月休みのある日に美容室でカットしてもらうとき、
たまたま、その店はこの歌が流れていました。
懐かしいと思いながら、目を閉じて聴いていました。
ちょうど、その時は休みなので今年もう一本新しいEAを作ろうとした頃でした。
もともと上記の歌詞が好きなので、たまに聞くと僕にとっては、そのインパクトが言うまでもなく、大きいです。
帰って、EAはその「歌詞」から習うことがないか一人で考え始めました・・・
そして、このEAが誕生しました。
それでは一本勝ちの詳細な仕様についてチェックしてみましょう。
- トレードする通貨ペアはドル円です。
- 使用する時間足は15分足チャートです。
- 取引スタイルは、デイトレード、スキャルピングというハイブリッドタイプになります。
- リスク管理がやりやすいという理由から最大ポジション数は1となっています。
- 運用タイプは1枚での運用になります。
- 最大ロット数はデフォルトでは1となっていますが、証拠金やリスクの関係で変更することは可能です。
- 最大ストップロスは80pipsです。最大ポジション須賀1ということと相まって非常にリスクコントロールがしやすい設定です。
- トレイリングストップで利益確定するのでテイクプロフィットの設定はありません。
- 両建てすることはありません。
- ナンピン・マーチンゲールのようなリスクの大きいロジックは採用していません。
一本勝ちというEA名が表すように非常に真っ直ぐなロジックを採用しており、逆行した時にマーチンゲールやナンピンなどでその場しのぎをするようなロジックとは無縁のようです。資金管理がわかりやすいので初心者にも扱いやすいEAといってもいいでしょう。
バックテスト結果を見ると全期間で安定した利益を上げており、細かいドローダウンはあるものの極端に大きなドローダウンはないことがわかります。
総トレード数2920回の中でロングエントリーが1421回、ショートエントリーが1499回と極端な偏りはありません。ロングとショートのエントリーを個別に最適かしているわけではなさそうですね。勝率に関してはロングエントリーの方が圧倒的に低いので今後強気の相場が続くようだと調子を落としてしまう可能性はあるかもしれません。
それでは最新のフォワードテスト結果を見てみましょう。
バックテスト同様に非常に綺麗な収益曲線を描いています。トレイリングストップで利確するEAに特有の含み益を長く持つタイプのEAであることが見て取れます。裁量でこのトレードをしようとしたら途中で利益確定したくなってしまうんでしょうね。
約1年半ほどのフォワードテスト期間ですが、獲得したpips数は1368pipsと非常に優秀です。勝率はトータルで77.02%なのでバックテスト結果を上回っていますね。
バックテスト結果トフォワードテスト結果の乖離が少ないことは今後運用する上での安心感に影響してくるでしょう。
スキャルピングEAはブローカーによって結果が大きく違ってくるのですが、長丁場を覚悟してトレイリングストップで追いかけていくEAというのはブローカーの影響を受けづらいはずです。こうしたEAはブローカーも排除しづらいので今後主流になっていく可能性が高いですね。
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