最大ストップロス20pipsの飛竜乗雲が登り調子
以前このブログでも紹介したことのある飛龍乗雲が調子を上げてきています。
20pipsのタイトなストップロスとトレイリングストップを組み合わせた低ドローダウンEA「飛竜乗雲」
このEAはドル円用のスキャルピングEAなのですが、何と言ってもストップロスが20pipsとタイトな設定になっているのが魅力です。ストップロスをタイトにした場合、よほど良いタイミングでエントリーしない限り負け数が多くなり右肩上がりを維持するのは難しいのですが、飛龍乗雲のバックテストのグラフを見ると非常に綺麗な右肩上がりを描いています。
しかしフォワードテストをスタートしてからの4か月間はバックテストのような綺麗な収益曲線を描くことが出来ずにいました。これはドル円の動きがトレンドを重視する飛龍乗雲のロジックにマッチしていなかったのが大きな原因です。苦手な相場状況の中でもマイナスにならなかったというのがこのEAの強みなのでしょうね。
2月以降のドル円相場は飛龍乗雲のロジックとあってきたようで小さな負けを繰り返しながらも右肩上がりの収益曲線を描き始めました。
EAの真価は負け方にある
ゴゴジャンに出品されているEAの中で人気があるのはナンピン系のEAなのですが、これらのEAの収益曲線は直線的な右肩上がりを描くという特徴があります。ストップロスを深めにとって損切りをしないということが理由の一つとして挙げられるのですが、その影響で含み損は大きいですし最終的にストップロスにかかった時のグラフの落ち込みは悲惨な状況です(T_T)
飛龍乗雲はストップロスを20pipsと浅い所に置いているのでこのような悲惨な収益曲線を描くことはないでしょう。最大3ポジションを保有するのですが、すべてのポジションがストップロスにかかったとしても-60pipsにしかなりません。トレンド判定をしっかりとしているので-60pipsが何度も続くことはそう多くはないでしょう。
ここだけの話ですが飛龍乗雲は直近のトレードで3つのポジションがすべてストップロスにかかっています(^^;)
この3つのポジションはほぼ同時間帯にエントリーしたもので、上昇トレンドと判断した後に押し目を拾いにいったのではないかと思います。ロジックとしては下の画像の赤い矢印のようなレートの動きを狙ったのだと思いますが、この思惑は見事に外れてしまいました。
ここで重要になるのが負け方です。飛龍乗雲はストップロスが20pipsなので3連敗しながらも60pipsのマイナスで済んでいるのです。しかもロジックで上昇トレンドは終了したと判断しているので追加でロングポジションを持つようなことはしていません。
負けは潔く諦めて次のトレードチャンスを待つというベテランのトレーダーのようなことをしているわけなのです。
このような真面目なロジックを採用しているために飛龍乗雲の勝率はスキャルピングEAとしてはそれほど高くはありません。しかし負けを恐れずに新たなチャンスを待つという姿勢こそが長く運用していくうえで重要なことだと私は思っています。
ゴゴジャンのフォワードテストのグラフは収益+当日最大含み損益に注目しよう
ゴゴジャンのフォワードテストのグラフは非常に優秀でグラフを見るだけでEAの特性がなんとなく見えてきたりします(笑)
個人的な注目ポイントはなんと言っても「収益」と「収益+当日最大含み損益」が独立して表示されているという点です。収益のグラフだけですと確定した収益しかわからず、どのようなトレードをするのかがなかなか見えてこないのですが、「収益+当日最大含み損益」が同時に表示されていることでEAの特性が探りやすくなっています。
例えば以下のグラフはとあるEAの収益だけを表示したものです。
このグラフだけを見ると「これ売ってくれ!」と言いたくなりますよね。
しかしこのEAの収益+当日最大含み損益だけを表示させてみるとどうでしょうか。
とたんに買う気が失せてしまうのではないかと思います(^^;)
一方このマルチロールGJ1_TypeAというEAはどうでしょうか。ちなみに開発者はかなりのイケメソです(笑)
全体的には右肩上がりではあるのですが横ばいの期間も長いしそれほど欲しいとは思いませんよね。しかし収益+当日最大含み損益を同時に表示させてみるとどうでしょうか。
このEAはほとんどの期間で常に含み益を持っているということがわかると思います。このようなEAは単に利益確定が下手なだけという場合もありますが、大きなトレンドを狙っているという場合がほとんどだと思います。パフォーマンス的に安定していませんが逆張り系のEAと組み合わせることで真価を発揮するのではないかと思います。
最後に飛竜乗雲の収益+当日最大含み損益を見ていきましょう。
このEAは最大ストップロスが20pipsと小さいのでほとんど含み損を出すこともなくトレードを完結していきます。なんといっても含み損は最大で20pips(3ポジションで60pips)しかありません。
スキャルピングEAでオレンジのラインがほとんど顔を出さないEAはあまり見かけないので感動ものです。ストップロスを深めに置いてテイクプロフィットに刺さるまで耐え忍ぶというスキャルピングEAが多い中で、積極的に損切りしていくロジックは異彩を放っていますね。
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数回勝っただけで元を取れてしまうバーゲンプライスなので「安くし過ぎた~」と開発者さんが後悔しているのではないかと密かに心配しています(笑)
実は開発者の利食虎さんとは以前ゴゴジャンさんの忘年会でお会いしたことがあります。大学院時代に金融工学を専攻していたとのことで私の100万倍くらいは金融関係に詳しいのではないかと思っています。
EAに関する研究も熱心に行っており今後のバージョンアップや新EAの出品にも期待していいのではないかと思います。この機会にフォローしておくことを強くお勧めします。
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