ロング専用ロジック、ショート専用ロジックを組みあわせた両建てEA~その3

EA
diego_torres / Pixabay

買いロジックは困った子?伸びしろを求めて最適化

さあ、このシステムの足を引っ張っている買いロジックのパフォーマンスをアップ出来るか試してみましょう。

その前に前回と前々回の記事をまだお読みでない方は以下のリンクからどうぞ!

ロング専用ロジック、ショート専用ロジックを組みあわせた両建てEA~その1
ロングに強いEA、ショートに強いEA EAをバックテストしている時に注目するのはなんといっても収益曲線ですよね。 収益曲線がキレイな右肩上がりだというだけで勝てそうな気がしてきます(笑) MT4のストラテジーテスターで描かれる収益曲線はロン...
ロング専用ロジック、ショート専用ロジックを組みあわせた両建てEA~その2
豪ドル円用のEAを作成してロングとショートの比率を比較 前回の記事の続きです。まだ前回の記事を読んでいない方は以下のリンクをクリックしてください。 たまたま目の前に豪ドル円用の1時間足のEAが落ちていたのでバックテストをしてみましょうか(笑...

このロジックはショートエントリーとの相性は良いのですが、買いエントリーとの相性は良いとは言えません。そこで強引ではあるのですが、売りエントリーと買いエントリーを個別で最適化してみることにしました。

最適化に際して課した条件はエントリー回数を最適化前と同程度は確保するというくらいで、あとはガッツリと最適化しています(笑)

結果はどう?

前回の記事で作成したEAをショートとロングを個別に最適化して合体させたので、両建てになる可能性があると思っていたのですが、ざっと見た感じ両建てしている部分はないようですね。全部のトレードをチェックしたわけではありませんが、ポジション保有期間が1日以下のトレードがほとんどなのが影響しているのではないかと思います。

タイトルに思い切り両建てとか書いておきながらこんな結果になってしまい恥ずかしい気持ちでいっぱいです(T_T)

ショートトレードの結果を見ると最適化により若干アップしているようです。

一方のロングトレードの方はどうでしょうか。

こちらはかなりのパフォーマンスアップしています。ゴリゴリに最適化した成果が表れています(笑)

ショートとロングを合体させるとこうなります。

ドローダウンが大きい場所が2か所ほどありますが、前回の記事のEAよりも多少はパフォーマンスアップできたかなという印象です。

買いポジションをこれ以上のパフォーマンスの上積みを求めるのは難しいと思われるので、最適化での対応は諦めて売り買い別ロジックのEAにするしかなさそうです。←結局こうなるのか(笑)

トレード回数やパフォーマンスのバランスを考えるとかなり面倒な作業になりそうですね(^^;)

今回作成したEAはマルチロールGJ1_TypeAユーザーフォーラムでダウンロードできるようにしておきます。パラメーターの数値は自由にいじれるようにしてありますので、時間に余裕のあるメンバーは最適化の作業を楽しんでみてください。

良いパラメータを発見したらフォーラム内で共有していただけると嬉しいです。

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