ゴトー日をご存じですか?
ゴトー日...
FXをやっている方なら一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
特に日中にドル円のトレードをしている人ならほぼ100%の人が知っている単語といっても過言ではありません。
ゴトー日と呼ばれる5と10がつく日(5日、10日、15日、20日、25日、30日)は貿易企業の決済日が集中しており、取引先に支払うドルが大量に確保しなくてはならないことから、ドル高・円安になりやすいといわれています。
このドル円の特徴的な動きを利用するためにゴトー日だけトレードするトレーダーもいるほどです。
これだけ特徴的な動きをすることが前もって分かっているのならEA化してしまえばかなり有利な条件でトレードできるはずです。
gotobiはゴトー日の特性を利用したEA
この投稿で紹介するgotobiはゴトー日特有の値動きを利用し、着実に利益を積み重ねていくことを狙ったEAです。
ゴトー日のトレードを簡単に説明します。
- gotobiはゴトー日の仲値が決まる時間(日本時間の10時)を意識してロジックを採用したEAです。
- ゴトー日の指定した取引開始時刻にトレードをスタートし、取引終了時刻には決済してしまう短期トレードを行います。
- ゴトー日が銀行の営業外(銀行の休日)だった場合は、直前の営業日がゴトー日としてトレードする機能も搭載しています。
非常にシンプルな考え方なので日ごろからブラックボックス的なEAを使ってきた人にとっては、「こんなんで大丈夫なの?」と頭の中にクエスチョンマークが浮かんでいるかもしれません。
でも、大丈夫なんです(笑)
バックテスト結果をチェック
gotobiのバックテスト結果をチェックしていきましょう。
2005年1月から2021年6月までのバックテストですが、ゴトー日って凄いですねとしかいいようがありません💦
7625.5pipsの獲得pipsに対してドローダウンはわずか425.5pipsです。
リターンドローダウンレシオは17.92ですって。
なかなかのパフォーマンスぶりにゴトー日を甘く見ていた自分を思い切り殴り倒したい気分です。
続いて収益曲線です。
このEAはロングエントリーのみなのですべてロングで稼ぎ出した収益になります。
良くできたトレンド系EAのようなかなり自分好みの収益曲線を描いています。
損切がしっかりと出来ているので小さなドローダウンが多めにあるのですが、着実に右肩上がりのグラフになっているのはさすがとしか言いようがありません。
各年の獲得pipsを見ると2013年が突出していますがその他の年は100pipsに届かなず、最高でも700pips台の成績となっています。
唯一マイナスになってしまったのは2007年ですが、ダウントレンドが強かったが影響しているのかもしれません。
ポジション保有期間は10時間以内となっており、ポジションクローズ時刻の厳格なルールが守られていることが分かります。
フォワードテストをチェック
文句なしのバックテスト結果のgotobiでしたが、フォワードテストの結果はどうでしょうか。
バックテスト同様の収益曲線を描いており、フォワード期間でもロジックは有効に動作しているようです。
ゴトー日というアノマリーが都市伝説ではなく本当に実在するのだということを収益曲線で証明しているような錯覚さえ起こしてしまいます。
インジケーターをこねくり回してロジックを考えるのが馬鹿らしくなってしまいますね💦
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