移動平均線はEA作りの強い味方
移動平均線は本当に頼りになるヤツなので裁量トレードのお供にしている人も多いと思いますが、使い方は人それぞれで様々な売買戦略が存在しています。
有名なところでは移動平均線クロスなどが良く使われていますが、古典的な手法でありながら現在でも機能しているので初めてEAを作る人にもお勧めですね。
このブログ記事の中にも移動平均線クロスの話題は何回も出ているのでさすがにもうお腹いっぱいです(^^;)
移動平均線の傾きを使った手法も前回やってしまいました(笑)
どんだけ移動平均線が好きなんだよというツッコミが聞こえてきそうですが、「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」ではありませんが、移動平均線に始まり移動平均線に終わるというのはアリだと思うんですよね。
釣りの格言というのはトレードに当てはまるものが多いような気がしますが、まさに移動平均線はその典型なのではないかと思います。
魚釣りの場合、ウキがピクピク動いても魚がくわえるまで待っていないと針にかかってはくれません。トレードの場合もトレンドをしっかりと確認し、十分にひきつけてからエントリーした方が良い結果が出るのではないでしょうか。
今回は移動平均線にロウソク足がタッチしたらエントリーするという誰もがやっていそうなロジックを採用することにします。
問題は移動平均線とロウソク足のタッチをどのように定義するかということです。
移動平均線に価格が触れたときにエントリーするか、移動平均線の上にあったロウソク足がいったん移動平均線の下でクローズし、その次のロウソク足が移動平均線の上でクローズしたのを確認してからエントリーするのか。
チャートを見ているとロウソク足にタッチした瞬間に反転しているケースが多いようなので前者がいいような気もするのですが、今回はしっかりと反転を確認してからエントリーするロジックにしてみたいと思います。
イメージとしてはこんな感じですね。
移動平均線とのタッチだけで判断すると騙しが多そうなので、移動平均線が上に向かっているときはロングエントリーのみ、下に向かっているときはショートエントリーのみにするというフィルターを加えてみました。
さらにクローズロジックを加えて完成です。
このロジックで肝となるのはトレンドフィルターとしての役割を担っている移動平均線の傾きです。もちろんトレンドフィルターは移動平均線の傾きだけに限定しなくていいのですが、この方式だと使用するインジケーターが一つだけで済むというメリットがあります。
しかしさらなるパフォーマンスアップを狙うとすればもう一本移動平均線を使ってトレンドフィルターは独立させた方がいいのかもしれません。
ドル円1時間足でバックテストしてみるととこんな感じになります。
ビッグスイング系特有の大味なカーブを描いています(笑)
この程度のシンプルなロジックならEAつくーるでも簡単に作成することが出来ます。一度EAつくーるに打ち込んでから作業用ファイルとして保存してしまえばいつでも改良することが出来るのでオススメです。
トレイリングストップを加えたり、建値ストップを付け加えることも自由自在に行うことが出来ます。EAつくーるで作成した場合は絶対に作業用データファイルとして保存することを忘れないようにしましょう。
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